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ホームステイドタバタ滞在記 その1

8月11日って再来年には「山の日」という新たな祝日になるらしいですが・・・(世間一般のお盆休みの始めが13日なので、12日にすれば連続した休みになる、という話が当初出たらしいのですが、12日はJAL123便の事故があった日なので、それは見送られて11日になったのです)14年前のこの日、1年後のことさえ考えることができなかったのに、現在までこの日を迎えることができて、そして今年の8月11日の夜は、セリーヌ・ディオンのアルバムを聞きながらみなとみらいの夜景を見ながらドライブしていて、その車の中には私たち家族の他に、2人のアメリカ人青年が同乗していたのでした
なんだかフシギな思いと、時間は何にも勝る薬になるというのはホントなんだというしみじみとした思いにとらわれましたが、およそグローバルとは無縁で、英語が全く話せないに等しい私たちの家庭にナゼアメリカ青年が滞在していたのか、そしてわずか数日の滞在ではあったのですが、いかに密度の濃い面白い日々だったのか、書いていきたいと思います。



ここ数年の我が家の夏休みの恒例行事ですが、娘が8月に英語のワークショップに参加しています。
英語の・・・というと少々語弊がありまして、英語そのものを学ぶものではありません。アメリカで誕生した若者中心の劇団(劇団員はアメリカをメインに、世界中からオーディションで選ばれた主に大学生くらいの年齢の子で、数年間在籍した後に卒団して社会人となります。日本人キャストも十数名在籍中)が来日し、日本各地をツアー形式で周りながら、日本の小学生から高校生までの幅広い年齢の子どもたちと一緒に歌と踊りのショーを作り上げる、というワークショップなのです。3日間のワークショップと最終日のショーがあります。ショーは、第一部はキャストのみによるもので、第二部でワークショップに参加した子どもたちが一緒にステージにあがるのです。このワークショップはアメリカ国内はもちろん、ヨーロッパでもツアーが行われています。ジャパン・ツアーでは彼らは4月に来日して、西日本からツアーを開始して、8月まで国内各地をめぐります。
通っている英語教室の先生のお奨めにより、娘は小1から英語教室の友達と一緒にワークショップに参加していますが、ネット申し込みは先着順となるので毎年熾烈な早い者勝ち競争に勝たないと参加できません・・・受け付け開始後3分ほどで全て申し込みが埋まってしまうのですよ



で、ここからようやく本題なのですが(汗)、
ワークショップのキャストたちは、ツアー中ホテル泊ではなく、受講生の家でホームステイをする、というのが決まりなのです。
これまで我が家では、娘が受講生として参加しているだけでしたが、今年はホームステイを受け入れてみようか、ということになりました。
せっかく戸建てに住んでいるのだし、今年のスケジュールでは夫がちょうど休みで部活もないので、毎日の車での送迎もできるし、思い切って手を上げてみようか、ということで、ワークショップへの申し込みを済ませたあと「ホストファミリー受け入れ可能」ということをクリックしたのです

果たして数日後、事務局より「ホームステイ受け入れお願い」旨のメールがとどきました。そしてさらに数日後、いろいろな資料が来ました。

ホームステイ受け入れ申し込みについては、
・会場からの距離(所要時間)
・受け入れ人数は1人or2人(2人受け入れ可能な家から登録していく)
・受け入れ希望の性別(我が家は「どちらでも良い」で登録)
・ホストファミリーの大人が英語をどれくらいしゃべれるか
 (もちろん「しゃべれない」で登録
の4つの質問に答えて、ポイントが高い順に事務局が割り振っていきます。

資料の中身は、ホームステイのスケジュールやホストファミリーがすべきこと、過去にホームステイを引き受けたご家庭の体験談が多数載っている「知恵袋集」や、簡単な英会話の冊子まで入っていました。ホストファミリーがすべきメインのことは、彼らの滞在中の食事(持たせる弁当、軽食も含む)、会場までの送迎、洗濯、そしてもちろん「ゆっくり休める場を提供すること」です。

それらの資料を読んでいるだけでもまだ具体的なイメージがつかめなかったので、私はワークショップ前に開かれた説明会に行くことにしました。

説明会では、スケジュールの詳しい説明や、もう毎年のようにホームステイを受け入れているベテランの方が詳しい説明をしてくださいました。
そこでなんとなく分かったことは、

・彼らは4月からホームステイを繰り返しているので慣れている。
・食事に関しては、全部手作りしなきゃとか思わなくてOK。外食も可能だし、ワークショップ中のお昼ご飯もコンビニで買うのもOK(むしろ、相手の食の好みも分からないうちに手作り弁当を持たせてしまう方がリスクがある)
・お昼はサンドイッチとかマフィンとかフルーツなど、片手で持って食べられるようなものが好まれる。和食OKな子もいるけど、おにぎりに海苔を巻くと気味悪がってしまう子もいると思う。
コストコで売っているものは基本的に大好き。ファミレスのドリンクバーも好きな子が多い。
・飲み物は基本、水かコーラ麦茶はほとんど飲まない。
・栄養バランス・・・ということにはあまり気を配らなくていいかも(相手は学生とはいえ、既にメタボっぽかったりする・・・基本的には高カロリー摂取です)
・お風呂の湯船にはほとんど入らず、シャワーのみ。そして基本的に朝シャワーを浴びるので、夜はワークショップでクタクタで汗まみれで戻ってきても、そのまま寝てしまうことも多い

などなど・・・イメージが徐々にわいてきました。

さて、我が家では「滞在は2人までOK」「性別はどちらでもOK」で登録したのですが、人数と男女別の希望までは出しても良いのですが、名簿を見て誰がいい、ということまでは希望できません。そこは事務局が割り振るのです。
そして、事務局からは受け入れ2日前に、人数、性別、食事にアレルギーがあったりベジタリアンなどの特別食が必要なキャストか、といったことがメールで伝えられます。

夫はキャストの一覧を見て「金髪ボインのお姉ちゃんがいい」などと勝手な希望を出していたのですが・・・(笑)

2日前に事務局から来たメールには「男性2名」と書かれていました

ベジタリアンのキャストが来たら食事をどうしよう・・・と思っていたのですがとりあえずそれはなかったので、前日にコストコでUSビーフとカークランドのコーラと水、マフィン、アサイードリンクなどを調達してきました。

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それから「アメリカのお袋の味」とも言われているピーナツバターの「SKIPPY」を買ってきました。コストコで売っているのは1ビン1kg以上も入っているので、それはさすがに食べきれないからスーパーでノーマルなサイズのものを買いました。



前日までには彼らが使う部屋を掃除し、布団を干し、トイレや階段も掃除して・・・あとはいよいよ迎えるだけになりました。