As You Like It     ~気が向くままに~

「ふるぼう」のブログがYahooから引っ越しました。

ドラマの感想 2014年夏クール

HEROの有終の美を持って夏ドラマが終わったように思います。さて、次クールが始まる前に夏ドラマの感想を書いておきましょう。

そういえば、またもこの夏話題になった「昼顔」は見なかったのでした…

★HERO
最近は新作ドラマで視聴率が取れないせいか、かつてのヒットドラマのリメイクが目立ちますが、13年ぶりのHEROはそのリメイク感がなく、改めて楽しめました。ヒロイン北川景子さんだけに注目するのではなく、北三陸の駅長から転身した田村検事や馬場検事、そして大河ドラマでも頑張る宇野検事がそれぞれ個性的でした。事務官は八嶋智人さんと小日向文世さんが安定した存在感を放っていましたね。そういった脇を固める俳優さんが揃ってこそ、キムタクの存在感が生きてくるのだと思います。キムタクって何をやってもキムタクだから、周りに人がたくさんいてその人たちがみんな個性的でないと、いつもと同じキムタクが目立ってしまうのです。何はともあれ楽しめました。

★家族狩り
もう最終回からだいぶ過ぎてしまいましたが。
重すぎるテーマ、複雑すぎる人間関係のせいか視聴率では苦戦しましたが、重厚なドラマの作りはピカイチでした。役者さんが実力派揃いでしたからね…だから篠田麻里子ちゃんの素人っぽさが目立っちゃいました…ケートクの軽い感じは救いでしたけど。
思春期の子どもの家庭内暴力により救いようがなくなった家庭がいくつも出てきましたが、どうして子どもがそうなってしまったのか、ということまで掘り下げが浅かったのがちょっと残念でした。ネットでも盛り上がっていたあの「顔のペインティング」にばかり注目が集まってしまったので。
そして、いくらなんでも松雪泰子さんが犯人だったら話がちっとも面白くないよな…と思っていたら、まさかの黒幕が編集長!梶原さんが白蟻駆除業者になってる!エンディングは山賀さんと二人で樹海に入ったところで終わりにしても良かったんじゃないかと個人的には思いました。

GTO
娘が見たがっていたから流していただけです。あの反町バージョンの価値がますます高まっただけですよね。あと、どのくらいの早産で産まれてしまったのか分かりませんが、妊娠してあんなに週数が進んだのに制服着られるってあり得ないと思います。
あと物語の舞台は「明修湘南高校」と言われていましたが、ロケをした学校が鴨川にある文理開成高校と分かってからは、房総感が半端なかったです。

匿名探偵
内山田先生がここにも登場だ~
今回は新しく「アジアンマッサージ店」が事件解決の鍵を握る場所として登場しましたが、やはり高橋克典さんの相方は三浦理恵子さんでないとしっくりこないと思っちゃいました。でも屋台のラーメンは美味しそうだったなぁ…

軍師官兵衛
官兵衛の面白いところは、本能寺の変の後、中国大返しであっという間に秀吉を天下人にしたところまでと思います。その後の秀吉は知っての通り…官兵衛の存在感は薄いものになってしまいます。幅を効かせるのは石田三成ですよね。大体これまでの大河ドラマでも、秀吉が天下統一に大手をかけた後くらいからは官兵衛は出てきません。今回の三成は官兵衛の行く手を阻む存在ですのでちょっと悪役ですが、田中圭さんはそういう役どころがうまいです。
そして松坂桃李くん!長政はまだまだ青くて勇み足ばかり踏んでいます。シンケンレッドはもうちょっとしっかりしていましたよ。

花子とアン
ようやく、ついに「赤毛のアン」の翻訳ができたというのに、茂木健一郎さんに全てを持っていかれました(笑)
何故ここで爆弾投下を?と思いましたが、茂木さんが赤毛のアンのファンだったそうで…
そして、ハリセン近藤春菜さんはHEROの最終回とこちらの最終回、どっちに出るんだろうと思ってたら、勅使河原かをる子さんになってこちらで登場しました!NHK公式サイトの「クランクアップスナップ集」で「中華幸楽」の看板持ってる春菜さんがめちゃ笑えます。
さて、早くも「マッサン」がスタートしていますが、個人的には「あさイチ」で有働さんが「エリーも渡る世間は鬼ばかりを見ていれば対処法があったのに」と言ってたのがツボに入りました。あの半端ない渡鬼感がどう打ち破られていくのか拝見することにしましょう。