As You Like It     ~気が向くままに~

「ふるぼう」のブログがYahooから引っ越しました。

ふしぎな岬の物語

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ふしぎな岬の物語 監督:成島出 出演:吉永小百合阿部寛

海と花畑に囲まれた心休まる里、その岬の突端にあるカフェ「岬カフェ」には、店主の柏木悦子(吉永小百合)がいれるコーヒーを目当てに里の住人たちが集まってくる。店の隣に住むおいの浩司(阿部寛)は、何でも屋を営みながら悦子を献身的に見守ってきた。そんな穏やかな日々が営まれていたある日、常連客の娘で音信不通だったみどり(竹内結子)が数年ぶりに帰郷するが……。
人気作家・森沢明夫の小説を基に、のどかな里で小さな喫茶店を営む女店主と、店に集う人々との心温まる交流を描いた人間ドラマ。日本映画界を代表する女優・吉永小百合が『八日目の蝉』などの成島出監督と共同で、映画人生で初めて企画に挑戦。主演の吉永とは初共演となる阿部寛、『おとうと』などの笑福亭鶴瓶、『ストロベリーナイト』シリーズなどの竹内結子ら実力派が脇を固める。原作のモデルとなった喫茶店が実在する千葉県明鐘岬を中心にロケを敢行した景色も魅力。

吉永小百合さんが監督とともにプロデュースし、モントリオール世界映画祭での審査員特別賞グランプリを受賞したということで、上映前から話題になっていました。

しかし、審査員特別賞を取った作品という割には、Yahoo映画のレビューがアレレ?という感じだったので、いったいこれはどうしたんだろうと思っていたのです。なので、一抹の不安も感じつつ、でもグランプリ受賞作なのだと思いつつ、おそらく劇場に来るお客さんの年齢層は高いだろうなぁと予想しつつシネコンに行きました。

…やはり、というか。
私も見終わった時の率直な感想は、Yahoo映画のレビューと同じでした。

なんだかとにかくブツブツしちゃって、流れがつながらないのです。
ひとつひとつのエピソードが浅すぎるというか、ぜんぜん心に入ってこなかったのです。阿部寛さん扮する主人公の甥っ子もただアブナイ男というだけで…終盤になってから吉永小百合さんが説明するセリフがあったのですが、個人的には取って付けたような感じでした。フシギな能力を持った女の子とか、オヤジバンドの登場なんかもね・・・

この作品は、シネマイレージカードのポイントが貯まったのでそれで見たのですが、実費払ってたら「納得いかなーい」って感じになっちゃったと思います。サユリストの方々ごめんなさい。映画を見た人の中にはほっこりした雰囲気に癒されたって人もいるはずなので。