As You Like It     ~気が向くままに~

「ふるぼう」のブログがYahooから引っ越しました。

まほろ駅前狂騒曲

今週は、衆議院の解散ニュースよりも高倉健さんの訃報にショックを受けた方が多いと思います。
私は今夜はいつものように中目黒までプチVOLサロンのスタッフに行きましたが、高倉健さんの「南極物語」がオンエアされるというので録画をセットして行きました。ロードショー当時は10歳だったと思うのですが、まだまだドラえもん以外の映画には興味を示さない年頃だったのです。でも今なら健さんの魅力を充分に堪能できるでしょう。ご冥福をお祈りします。

さて、この秋の映画レビューも再開したいと思います。

イメージ 1

まほろ駅前狂騒曲  監督:大森立嗣 主演:瑛太松田龍平永瀬正敏

まほろ市で便利屋を営む多田啓介(瑛太)のところへ、中学時代の同級生・行天春彦(松田龍平)が転がり込んで3年目。行天と凪子(本上まなみ)の娘はる(岩崎未来)を預かって四苦八苦する中、まほろ市の裏組織の人間である星(高良健吾)から、駅前で毎日のようにビラ配りをする怪しい団体「家庭と健康食品協会」の調査を依頼される。やがて、その協会は以前新興宗教団体だったことがわかり、代表の小林(永瀬正敏)が行天の過去を知る人物だと判明する。さらに調べを進める多田たちだが、思わぬ形でバスジャック事件に巻き込まれていく。
三浦しをんのベストセラー小説を実写化した『まほろ駅前』シリーズ第2弾。多田と行天の便利屋コンビが、前身が新興宗教団体という怪しげな組織を調査するうちに思わぬ事態に遭遇していく。監督に大森立嗣、主演には『ディア・ドクター』などの瑛太に『舟を編む』などの松田龍平と前作のメンバーが再結集。『戦争と一人の女』などの永瀬正敏が、主人公コンビの前に立ちはだかる人物として共演。人情味あふれる物語に加え、実力派俳優たちのアンサンブルも見もの。

私は三浦しをんさんの小説は好きなので「まほろ駅前シリーズ」は最初の2冊は読んでいたのですが、映画とドラマは見ていませんでした。そして今回の映画の原作は読んでいませんでした。原作を読んでなかったから、映画と原作の違いについつい目がいってしまうことはなかったです。そして、初めて映像化されたまほろ駅前の世界を見ることができました。風景は「町田駅前」そのものでしたね~

主人公の多田はなんとなくイメージが沸くのですが、行天はどんな風になるんだろう?と思っていたら、松田龍平さんがあの行天らしさを見事に再現していました。世間からちょっと外れかかった二人組の日常を切り取ったようなドタバタ痛快騒動。この二人組に子どもを任せて大丈夫かと本気で心配してしまうけど、結局どうにかなってしまう。ほっこり笑いが出てしまうのですが、その空気を突然引き裂いたのがバスジャックのエピソードでした。個人的にはバスジャックでムリムリ盛り上げていたような気がするけど、原作にあるのなら必須だし…だから早めに原作も読まなくちゃと思ったのでした。