As You Like It     ~気が向くままに~

「ふるぼう」のブログがYahooから引っ越しました。

ベイマックス

冬休みに入ったら、塾の冬期講習のお弁当作りも始まり、どこかへ遠出したワケではないのですが、バタバタしていました。大掃除と年賀状がようやく終わったところです。

そして、町田くん、引退するのマジですか
去年の信成なみにショックだ・・・
ベートーベンの第九、まだ完成型になってないじゃん・・・
誰も知らなかった唐突な、でも用意周到にストーリーが練られたセカンドキャリアの設計は、さすが「氷上の哲学者」でした。信成みたいにテレビでよくお目にかかる、というわけにはいかなさそうですが、これからの研究者としての歩みに期待しています。ホントに、お疲れさまでした。

さて、冬休み直前の休日に見に行ったのが、妖怪ウオッチとともに大ヒットしているこちらの作品です。年内にスクリーンで見た作品はこれが最後になります。いやもう、妖怪ウォッチとの相乗効果でシネコンはオソロシイ人出となっていて、チケットも前日の午後にかろうじてお昼の回の前方の座席が取れた、という状況でした。そして当日行って見ると、夜の回を除いて全て売り切れてしまっていました。

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ベイマックス 監督:ドン・ホール、クリス・ウィリアムズ
日本語版吹替:本城雄太郎、小泉孝太郎菅野美穂

西洋と東洋の文化がマッチし、最先端技術分野の先駆者たちが数多く住んでいるサンフランソウキョウ。そこに暮らしている14歳の天才児ヒロは、たった一人の肉親であった兄のタダシを亡くしてしまう。深い悲しみに沈む彼だったが、その前にタダシが開発した風船のように膨らむ柔らかくて白い体のロボット、ベイマックスが現れる。苦しんでいる人々を回復させるためのケアロボット・ベイマックスの優しさに触れて生気がよみがえってきたヒロは、タダシの死に不審なものを感じて真相を追い求めようと動き出す。
マーベルコミックスのヒット作「BIG HERO 6」を基に、ディズニーが放つアドベンチャー。架空の都市サンフランソウキョウを舞台に、並外れた頭脳を持つ少年ヒロが、生前に兄が開発したロボットのベイマックスと一緒に死の真相を暴こうとする。メガホンを取るのは、『くまのプーさん』のドン・ホールと『ボルト』のクリス・ウィリアムズ。随所にちりばめられた日本のカルチャーへのオマージュに加えて、白くて大きな体を持つベイマックスの愛らしさにも注目。

ディズニー映画では史上初の「日本人の少年」が主人公、しかも「王子様とお姫様」ではなく「兄弟愛」を主軸においたという、アナ雪に続いてこれまでのディズニーの枠を取り払ったような作品でした。
正直見る前は、ディズニーなのに中学生くらいの少年が主人公の物語ってどんな感じなんだろう?と不安がありましたが、始まってみるとテンポはいいし、笑えるし、戦闘シーンもあるし、意外な人物が黒幕だし、映画版のドラえもんみたいな感動的なシーンもあったし・・・でも、ディズニーが持つ人の優しさ、友情、包み込むような暖かさが映画全般を通して流れていて、ディズニーってやっぱりいいなぁ、と思えた作品になっていました。
物語の舞台となった「サンフランソウキョウ」の東洋っぽさが、やはりディズニーのせいか、いかにもアメリカでイメージされている日本(いや、アジアかな?)なんだね、ってところに少々苦笑してしまいましたが・・・
妖怪ウォッチは「親子連れ」ばかりかと思いますが、この映画は大人だけでも楽しめます。寒波の中でも心が温かくなりますから、ぜひ行って見てくださいね。