ゴーン・ガール

こちらは年明けに初めてみた新作映画の劇場鑑賞です。

ゴーン・ガール　監督：デヴィッド・フィンチャー　主演：ベン・アフレック、ロザムンド・パイク

ニック（ベン・アフレック）とエイミー（ロザムンド・パイク）は誰もがうらやむ夫婦のはずだったが、結婚5周年の記念日に突然エイミーが行方をくらましてしまう。警察に嫌疑を掛けられ、日々続報を流すため取材を続けるメディアによって、ニックが話す幸せに満ちあふれた結婚生活にほころびが生じていく。うそをつき理解不能な行動を続けるニックに、次第に世間はエイミー殺害疑惑の目を向け……。

結婚5周年に突如姿を消した妻を捜す男が警察の捜査やメディア報道に追い込まれ、さらに妻殺害の疑いを掛けられてしまう物語を描くスリラー。アメリカの女性作家ギリアン・フリンのベストセラーをベースに、理想の夫婦が抱える秘密を暴く。監督は、『ソーシャル・ネットワーク』などの鬼才デヴィッド・フィンチャー。主演はオスカー受賞作『アルゴ』など監督業でも活躍するベン・アフレック、妻には『アウトロー』などのロザムンド・パイクがふんする。

この作品は149分と長丁場の作品だったのに関わらず、そのストーリーに引き込まれて長さを感じさせずにあっという間に物語が疾走していったような気がします。

ほとんど予備知識のないまま、評価が高い作品だからきっと面白いだろうと思って見ることを決めたのですが、なんとなくフツウのサスペンスを想像しながら見始めたら、なんと言うことでしょうサイコパスな怖さがバリバリと迫ってきたのでした。

エイミーは本当に殺されてしまったのかしら？と思っていたらトンデモない・・・

自分が死ぬのではなく、夫に殺人犯の容疑をかけることで夫を社会的に抹殺しようとした・・・？いや、それがうまくいかなくなりそうだったから、機転を利かせて元カレを利用し、さらに夫を追い込んでいった・・・（この展開が素晴らしい！）夫を追い込むだけでなく、彼女を「完璧なエイミー」として育てた両親に対しての復讐も入っていた・・・

そしてラスト・・・一見幸せそうに見える夫婦が戻ってきたけど・・・夫はガッチリともう逃げられなくなってしまったのです。

もう本当に「女は怖い」「結婚は人生の墓場」ということをひしひしと感じさせるこの映画、これから結婚を考えているカップルで見に行くと、かなり微妙なことになるかと思いますので、一人でじっくり見るか、気の合う友人と見ることをオススメします。