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神様はバリにいる

今年初の邦画鑑賞は2月になってからでした。

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神様はバリにいる 監督:李闘士男 主演:堤真一尾野真千子玉木宏

婚活ビジネスが失敗に終わり借金を抱えた祥子(尾野真千子)は、訪れたバリ島で日本人の金持ちであるアニキ(堤真一)と知り合う。何となく怪しい雰囲気を持つアニキだったが、現地の人々からは厚い信頼を寄せられていた。祥子は再起を図るためアニキのもとで金持ちになるための人生哲学を学ぼうとするが、あまりに型破りな教えに疑念を抱くようになり……。
ハウツー本「出稼げば大富豪」をベースに、バリ島に暮らす日本人大富豪が独自の人生哲学で周囲の人々の人生を変えていくさまを描いた人情コメディー。『デトロイト・メタル・シティ』などの李闘士男監督がメガホンを取り、怪しい雰囲気漂う風貌でありながら周囲からの信望の厚い男を堤真一が怪演する。共演には『そして父になる』などの尾野真千子、『幕末高校生』などの玉木宏、初めて本格的な演技に挑戦するミュージシャンのナオト・インティライミらがそろう。

「マッサン」の後に「アサイチ」をつけたままにしていたら、堤真一さんがゲスト出演していて、この映画の話をしていたので、見ることにしたのです。
堤さん演じるこの映画の主人公「アニキ」(名前は最後まで不明)は、実在のバリ島在住の日本人実業家がモデルになっているのですね。でも「マッサン」の鴨居の大将のイメージが抜けないままに見たのものだから(鴨居の大将も、実在のサントリー創業者がモデルになってますから)、もう「鴨居の大将 in バリ島」の空気がバリバリに漂っていました。「やってみなはれ」の決め台詞が出てくるんじゃないかと思うくらいでした。
これまで堤真一さんが出た映画というと「クライマーズ・ハイ」や「容疑者Xの献身」で演じた、ストイックでわりと暗い役が印象に残っているのですが、今回は久しぶりに情に厚い豪快な堤さんを見ることができました。「Always三丁目の夕日」に出てくる鈴木オートの社長をもっともっと大規模にした感じでしょうか。
そして、2年前に行ったバリ島の風景も懐かしくて、神様がたくさんいて人々の気持ちの暖かいバリ島だからこそ、この映画ができあがったのかな?と思えました。