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行列のできる塩パン

愛媛から戻ってから、あっという間に1週間が過ぎました。
さて、前の記事に結婚式のことを書きましたが、その前に行ったところがもうひとつあります。

それが「1日に6000個もの『塩パン』を売り上げるというパン屋さん」です
披露宴が始まる4時間前、朝10時半過ぎに私はいよてつ高島屋で松山の病気友達と待ち合わせをしていました。12時半には美容室を予約してあったので、2時間しか会う時間がなかったのですが、それでもやっぱりお茶くらいはしたいねということで付き合ってくれました。いつもありがとう
最初は、お天気が良かったら松山城に行こうか、と言っていたのですが(実は私は結婚する前に夫の実家に挨拶に行ったときに定番の観光ルートでお城に行っているのですが、娘は行ったことがない)、この雨ではお城はキツイ・・・さて、どうするか?となって、「行列のできる塩パンのお店に行ってみる?」ということになったのです。
そのお店、ちょっと前までは週末にはお店の周りに渋滞が起きるほどの大混雑で、県外ナンバーの車もたくさん来ていたのですが、ようやくブームも徐々に落ち着きつつある・・・とのことでした。

松山の中心街から車で20分もかからなかったと思います。市境を越えてちょっと田園風景になったところでそのお店は突然現れました。

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元々は八幡浜に本店があったそうですが、2013年に松山の隣町である松前町に2号店ができました。
この日駐車場にすぐに車を入れられたのは本当にラッキー、だったそうです。

それでもお店の中はごった返していて、お客さんはトレーにいろいろなパンを入れながらも、塩パンの焼きたてができあがるのを今か今かと待っていました。
そして、これもラッキーなことに、すぐに「塩パン焼きたてです」と声がかかって、店員さんが大きなかごにたくさんの塩パンを入れて持ってきました。

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土日はお一人様5個までの販売となっています。私も上限の5個をトレーに入れました。あっという間にかごいっぱいのパンが減っていきます。

お店には他にもたくさんの美味しそうなパンが売られていたのですが、横浜まで持って帰れそうなパンは「塩パン」だけだったから、私は塩パンだけを買うことにしました。レジの横にはコーヒーやお水のサーバーもあり、なんと無料でいただけるのです。店内のイートインコーナーはもう満席だったので、パンとコーヒーを持って車に戻っていただきました。

焼きたての塩パンは、ソフトフランスパン。バターの香りが立ち上り、外側はパリっと、中はふんわり(空洞もできてる)しています。そこに、パラパラっと塩がかかっているのですが、これが絶妙たぶん岩塩を使っているのでしょうが、これは企業秘密です。イヤ、ホントに美味しかった。あっという間にペロリと1個たいらげてしまいました。ホントは残った3個もその場で食べてしまいたかったけど、披露宴のフルコースを控えているので、ここはぐっと我慢しました。そういえば、横浜の自宅の近所のパン屋さんでも「塩パン」を売ってて試食もやってたけど、確かフォカッチャみたいなパンで、そんなに印象に残らなかったなー、と思い出しました。

塩パンをいただいた後、大街道まで戻ってきたのですが、今度は道も混んでいたこともあり、予約していた美容室(このお店も彼女に教えてもらって予約していたのです)の前まで送ってもらってお別れになってしまいました。短い時間だったけど、友人に会えるから帰省が楽しみになるのですね。残ったパンは包んでもらった紙袋に入れたまま横浜に持ち帰りました(塩パンはバターを多く使っているので、ポリ袋に入れたのでは油分が出てきてしまうから、必ず紙袋に入れるのです)。時間が経ってしまったらどうなるかしら?と思ったけど、オーブントースターで温めたら美味しさが戻ってきました

松山の有名なパン屋さんといえば、ベルメゾンの頒布会でも取り上げられた「いろはや」さんが「子規の愛した菓子パン」や「みかんパン」などを出していて、通販もやっているし、空港でも売っています。でも、パンメゾンさんのパンはネットでは買えないのはもちろん、支店もないからお店まで行かないと手に入りません。工場で大量に作るのではなく、お店で焼いているのだから、1日6000個なんて限界に挑むような量なのです。この貴重性は、私が今回帰省のお土産に持っていった、銀座の「たちばな」のかりんとうみたいじゃないのとも思うのでありました。

ホントに美味しかったので、近くに行かれた際には(というか、遠くからわざわざで良いですから)ぜひ、焼きたての塩パンを食べてみてください。