白浜の桜
さて、なんとか無事に南紀白浜空港に着いた後、小雨だった雨は次第にやんでいったのですが、その日はレンタカーを借りて定番の白浜観光をすることにしました。
まずはお腹が空いていたので、お昼は「とれとれ市場」へ。
広い敷地内には、海鮮のお店だけでなく名産品やお土産のお店もたくさんありました。
食事ができるコーナーは、海鮮丼をはじめお寿司やお刺身、海鮮焼きなどのコーナーがあり、カフェテリア形式になっています。一番人気のしらす丼やかつお丼は既に売り切れになっていましたが、サーモンといくら丼を頼むことにしました。
夫が頼んだウニ丼は、1000円しなかったのですが、北海道以外でこれだけのボリュームのウニ丼が食べられるなんてと感動していました。
お腹を満たした後で最初に向かったのが「平草原公園」でした。
高台にある公園なのですが、この時期「さくらまつり」をやっていたので、満開の桜を見ることにしたのです。約1kmにわたる桜並木の下をゆっくりと歩いてきました。四季折々の花を楽しめるようです。
その後は、私たちは以前に来たことがありますが、南紀は初めてだという両親にぜひ見てもらいたい観光スポットを回りました。
熊野水軍の隠し洞窟だったと伝えられる白浜の古跡で、地下への洞窟へはエレベーターで降りることができます。洞窟内には弁財天が祀られています。
千畳もの広さの岩畳を思わせる大岩盤で、荒波に浸食されたことによる壮大な景観ができています。岩盤には落書きがたくさんなんですが・・・
真っ白い砂が美しい遠浅の浜で、夏には海水浴客でにぎわいます。
白浜のシンボルとも言われ、沈む夕日の美しさは格別です。
残念ながら雨は上がったものの曇り空のままだったので、日没前に円月島をあとにしてホテルに向かいました。
今回お世話になったのは「コガノイベイホテル」です。全室オーシャンビュー
温泉はホテル内の大浴場はもちろんのこと、隣の「古賀の井」のお風呂にも入ることができました。厳かな作りの岩風呂でした。こちらのホテルは昭和天皇と皇后が宿泊されたことでも知られていて、当時使われた食器やメニューなども展示されていました。昭和天皇は南方熊楠の講義を受けたこともあり、このホテルに宿泊された訪問の際、田辺湾沖合いの神島をご覧になって、
と詠まれたそうです。
私たちがホテルでいただいた夕食は、和会席料理です。
梅酒にはじまり、お刺身やサザエのつぼ焼き、梅どりのつみれのトマト煮、牛のしゃぶしゃぶ、天ぷら、そしてご飯には梅ちりめんや梅干を添えていただきました。
朝食バイキングも茶粥に梅干が合っていてとても美味しかったです。