As You Like It     ~気が向くままに~

「ふるぼう」のブログがYahooから引っ越しました。

アメリカン・スナイパー

今年のGW後半は5連休でゆったりできたかな~と思っていたのですが、終わってみると早かったです
さて、この作品も見てからだいぶたってしまったので、記憶がなくならないうちに書きたいと思います。

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イラク戦争に出征した、アメリカ海軍特殊部隊ネイビーシールズの隊員クリス・カイル(ブラッドリー・クーパー)。スナイパーである彼は、「誰一人残さない」というネイビーシールズのモットーに従うようにして仲間たちを徹底的に援護する。人並み外れた狙撃の精度からレジェンドと称されるが、その一方で反乱軍に賞金を懸けられてしまう。故郷に残した家族を思いながら、スコープをのぞき、引き金を引き、敵の命を奪っていくクリス。4回にわたってイラクに送られた彼は、心に深い傷を負ってしまう。
アメリカ軍で最も強い狙撃手と呼ばれた、クリス・カイルの自叙伝を実写化したドラマ。アメリカ海軍特殊部隊ネイビーシールズ所属のスナイパーであった彼が、イラク戦争で数々の戦果を挙げながらも心に傷を負っていくさまを見つめる。メガホンを取るのは、『ミリオンダラー・ベイビー』などのクリント・イーストウッド。『世界にひとつのプレイブック』などのブラッドリー・クーパーが主演を務め、プロデューサーとしても名を連ねている。戦争とは何かを問うテーマに加え、壮絶な戦闘描写も見もの。

全体的な感想は「やはり、アメリカの視点で見たアメリカ映画だな」というところでしょうか?アメリカのポジションで、アメリカから見た平和とは何かという視点で作っている作品、そして映画だけでなく現実世界もアメリカが作った枠の中で平和を保っているのではないか、日本の集団的自衛権なんてまさにその中に飲み込まれているから出てきたことではないか?と思ってしまいました。
そのような大局の中で、伝説的な狙撃手である一人の軍人に着目したときに浮かび上がる心に負った深い傷がすごく対照的に映りました。
世界の枠組みを作るアメリカであっても、その中に生きる一人一人の人生に目を向けた時に大きな葛藤を感じているのだと思います。