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霧笛楼の温故知新ディナー

先週、娘が学校の宿泊研修で不在にした夜がありました。
こういう日は大人向けのディナーを楽しもうということで、昨年は地元の小さなフランス料理の店(でも味は本格派)に行ったのですが、今年は元町の霧笛楼に行くことにしました。
私は横浜に越してきてからここで友人と贅沢にランチしたことはあるのですが、ディナーは初めてです。夫も「横浜市民たるもの、1度は横浜フレンチの代表格である霧笛楼に行っておきたい」ということでお店に予約を入れました。

さすがの霧笛楼だけあってディナーは最低価格が8000円からスタートします。このお料理に合うワインを頼み(今回は始めに白ワイン、お肉料理の頃に赤ワインが出るようにしました)、さらにサービス料等も含め、かかった金額は昨年の倍以上!ま、でも元町でフランス料理のフルコースを食べようと思ったらそれくらいはするでしょう。

というワケで、ディナーメニューの紹介です。

温故知新ディナーコース

付きだし 惠壽卵のフラン 根三つ葉のピューレとチーズクルトン

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卵の殻に入ったプリンみたいな前菜で、ピューレになった三つ葉の香りが良かったです。

前菜 富士の湧き水で育った鱒の自家製マリネ 大和芋のブランマンジェと白アスパラガスのブルーテ 白トリュフ油風味 わさび菜のディップ風

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大和芋のブランマンジェは霧笛楼の名物です。マリネと合わさってなんともいえない美味しさです。

スープ ロブスターと白イカの軽いフリカッセ仕立て
シャキッとした三浦の早春キャベツとツルッとしたコンキリエの「お椀見立て」サフランの風味

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ブイヤベースです。キャベツの食感がシャキシャキでした。

温かい前菜 地元やまゆりポークばら肉のカリカリ焼きと豆類 粒マスタード風味
帆立て貝のサッと網焼きとウドのコンフィ サラダ仕立て 緑胡椒風味 鴨のコンソメスープ プティカップにて

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やまゆりポークはランチのメインでいただいたことがありますが、ビーフより美味しいかもしれません。帆立て貝もプリプリして、コンソメは澄んでいて、美味しいものを少しずついただきました。

魚料理 長崎県真鯛の蒸し煮 厚木産緑アスパラガスと国産筍のリゾット 波打ち際のソース(海藻と貝類の淡雪)

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真鯛に貝のダシがきいた泡立てたソースがかかり、さらに小皿に入った海藻ベースのソースをかけていただきます。
リゾットも入っているので、この辺りでだいぶお腹が満たされてきました。

肉料理 国産牛フィレ肉(山梨県産ワインビーフ使用)のステーキ
モリーユ茸とマッシュルームのソース
横浜野菜ほうれん草と新じゃがのロースト添え

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牛フィレのステーキは、コース料理ではよくいただきますが、付け合わせの野菜の美味しさに目を見はりました。横浜産のほうれん草ってこんなに甘いのか…

デザート 霧笛楼自慢のグラスショコラ 柑橘類とその優しいゼリーとのコントラスト
苺とそのソース フロマージュのなめらかムースをカクテルグラス詰めて

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グラスショコラはアイスクリームですが、果物と良く合いました。そしてチーズのムースと苺のソースも口当たりがなめらかで上品でしたよ。

ブラジル豆 有機コーヒーと小菓子

デザートの後に小菓子で締めくくるのが本格フレンチ。ちょうど「天皇の料理番」を見ているせいか、気分も盛り上がって最後まで美味しくいただきました。