As You Like It     ~気が向くままに~

「ふるぼう」のブログがYahooから引っ越しました。

王妃の館

今週は毎日暑くなりそうです。入梅前から真夏なのはカンベンして欲しいですが・・・

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王妃の館 監督:橋本一 主演:水谷豊、田中麗奈

パリで圧倒的な知名度を誇り、王妃の館と呼ばれる超高級ホテル「シャトー・ドゥ・ラレーヌ」のスイートルームを昼夜でダブルブッキングするというツアーを、今にもつぶれそうな旅行会社が立案する。個性的な参加者の中に名を連ねた売れっ子作家・北白川右京(水谷豊)は、持ち前のマイペースぶりでほかの参加者たちを自分の世界に引き込んでいき……。
直木賞作家・浅田次郎の長編小説を、テレビドラマ「相棒」シリーズなどの橋本一監督が映画化した笑いと涙あふれる人間ドラマ。「王妃の館」と呼ばれるパリでも屈指の伝統と格式を誇る超高級ホテルの知名度を利用して、倒産しそうな旅行会社が企画したパリ旅行に参加したツアー客たちが繰り広げる騒動を描く。それぞれに問題を抱える一筋縄ではいかないツアー参加者の中でもとりわけ個性の強い作家・北白川右京を、『相棒』シリーズの杉下右京役でおなじみの水谷豊が演じる。


水谷豊さんが「右京」さんを演じるというのですが、いつもの杉下右京ではなく「北白川右京」という小説家だというのです。それもかなり奇抜な出で立ちだという…
というので思わず見てしまいました。

いやぁ、最初に「北白川」右京さんが登場したときは思わず脳内で呟いてしまいました。「杉下警部、どうしたんですか?」と。
でもさすが水谷豊さんですね。同じ右京でも全く違う右京さんを見事に演じていて、すっかりその世界にひきこまれてしまいました。
それから、パリの街並みと邦画では初めての「ヴェルサイユ宮殿」ロケ。鏡の回廊を見て15年前の新婚旅行を思い出しました。

現代のパリと右京さんが「王妃の館」のホテルで執筆する17世紀のパリの対比が画になっていてそこは良かったのですが、ストーリーはというと、「ダブルブッキングツアー」が主題だったのですが、それがミステリーともサスペンスとも言えない単なるドタバタ劇に見えてしまったのは残念でしたね。これは原作を読んだ方が楽しめるかと思います。