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人生で一番痛い歯科治療 その1

6月になりました。虫歯予防週間もありますね。

実はここ数日、私は「歯」で大変な目にあっていました…

(それ以外にも5月半ばごろから咳と痰が止まらなくなり、でも喉も痛くないのに何でだろう?もしかして肺に何か…?と思っていたら急性副鼻腔炎だった、ということもあり、寝込まないが体調がすっきりしない日が続いていました)

これまで幾度も奥歯の詰め物の中で虫歯が再発しては神経を取ってきたのですが、今回は過去に治療していない歯で起こりました。

3月頃から、右下の奥歯が冷たいものにしみるようになったのです。
すぐにかかりつけの歯医者に行くと、虫歯にはなっていない、知覚過敏とのことで「しみない薬」を歯の表面に塗ることになりました。
歯磨きのシュミテクトみたいなものでしょう。塗るとしみなくなったのです。何度か薬を塗り、症状がなくなれば大丈夫と言われました。
しかし、1ヶ月ほどで薬の効果はなくなってしまいました。塗ってもしみるのです。ジーン、としみる時間も長くなりました。うがいをするのが苦痛になってきました。

すると先生は「できれば神経は残したかったのだが、これ以上薬を塗っても効かないでしょう。もっと痛くなって、いずれは激痛になります。そうなる前に神経を取るしか治療法はありません」とおっしゃいました。

「え?虫歯じゃないのに神経取るんですか?」

と聞いたのですが、虫歯でなくても歯の神経が変性することがあり、外からの刺激に過敏に反応するようになってしまったらそれを止めることはできない、薬で和らげられればそれでいいけど、その治療が効かなかったのだから神経を取るより他に方法はない、と言うのです。

「神経を取ると根管の消毒でまた時間がかかります、虫歯ではないから急を要するものではないので、処置する気になったら来てください」
と言われた時には、冷たいものを飲むのがかなり苦痛になっていたので、だったら来週処置してくださいと予約を入れました。

歯の神経を取る(抜髄)処置は何度か経験しています。麻酔をかけ、深く削り、先の細いピックのようなもので神経を掻き出し、薬を入れて仮詰めします。
今回もいつもと同じように処置しましたが、麻酔が効くまでに時間がかかりました。
これまでは上の奥歯を処置したのですが、下は初めて。下の奥歯は特に麻酔が効きにくい部分なのだそうです。
(通常歯科で使われる麻酔は、歯茎に麻酔液を注射し、骨を通じて麻酔を効かせます。下の顎骨は上に比べてがっしりしていますから、効きにくいのです)

それでも無事に処置は終わり、それから麻酔が切れるまでにいつもよりは時間がかかったのと、痛みが多少あったので痛み止めを飲みましたが、翌日には痛みもなくなっていました。次は一週間後の予約だったはずなのですが…

(つづく)