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「ふるぼう」のブログがYahooから引っ越しました。

人生で一番痛い歯科治療 その2

抜髄したら冷たいものを飲んでもうがいをしても「ジーン」としみなくなったのはとても快適でした。

しかし、抜髄から2日経った水曜の夜です。
私は深夜ドラマの「食の軍師」を見ながらゲタゲタ笑っていました。
ところが、ドラマが終わる頃から処置した歯の周辺が痛くなってきたのです。昔、親知らずが生えてきた時に歯茎が腫れて痛くなった時みたいな感じです。とりあえず、痛み止めを飲んで寝ました。

一晩寝ても痛みは引いていません。それでも朝痛み止めを飲んで家事を済ませてからバイトに行きました。その頃になると、断続的だった痛みは次第に持続的になり、痛みの範囲も処置した歯の周りだけでなく頬骨まで痛くなり、ついにこめかみまで痛くなってきました。ジンジンからズキズキ、そしてグワングワンとレベルが上がっていくのです。その痛み方は、12年前に突然一晩中激痛に襲われた(頭が痛いんだか歯が痛いんだかも分からず、乳がん脳転移ではないかと町医者に言われ、脳のMRIまで撮った結果、虫歯と判明し抜歯を余儀なくされた)時に段々似てきました。しかし、かかりつけの歯医者は休診日だったのです。

このままじゃまずいことになる…
家の最寄り駅の近くに「急患随時対応」の歯医者があったので事情を話すと、飛び込みで診てくれることになりました。

まず歯と歯茎を外からみても特段腫れているようには見えず・・・レントゲンを撮っても中に詰めた物が白く抜けているだけで詳しいことが分かりません。
そこで治療した歯の仮止めした詰め物を外しました。
中を触ると、何も感じない部分もある一方で、
「ヒィッ!」となってしまう部分がありました。

ここまでで判明したことは、
・最初の抜髄処置が甘く、まだ一部の神経が生きている。
・再度削って、全ての神経を取る必要がある。
・全て取ってから、根の消毒の治療を行う。
・詰め物を取ってみると歯の内部が大きな虫歯になっていることが分かる。おそらく歯の表面は虫歯と分かりづらく、内部が溶けて歯髄に及んだのだろう。だから冷たいものがしみた。
ということでした。

そこでもう一度削るために、まずは通常の麻酔をかけました。
抜髄の時に麻酔が効くまでに時間がかかったことを話し、少し時間をおいたのですが、いざ削ろうと器具が触れるだけでも痛い!
前回は麻酔が効いた範囲内、結局痛みが出ない範囲でしか治療してなかった(つまり、治療が甘かった)から、今回はここで引き下がるワケにはいかないのです。でも削ろうとすると痛い!

(つづく)