As You Like It     ~気が向くままに~

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人生で一番痛い歯科治療 その3

そこで最後の「奥の手」を使うから、ちょっと頑張ってもらいますと先生は恐ろしいことを言い出しました。
別の薬を助手さんに持って来てもらい、数秒後。

雷に打たれたみたいなこれまでに経験したことのない、とてつもない痛みが貫いたのです。
じっとしていろなんてムリ過ぎる話です。
診察の椅子の上でいい年した大人が手足をバタつかせていました。

「すぐに痛くなくなりますから」と先生が言うとおり、その凄まじい痛みは僅か数秒しか続きませんでしたが、いやこの痛みが1分も続いたら確実に意識を失うと思います。

これは、神経を露出させて直接麻酔を打つ、という方法でこうすれば確実に麻酔が効くのだけど、薬を入れる瞬間の痛みは「歯科治療では最強」のものだそうです…orz

麻酔が効くと同時に、こめかみまで痛かった昨夜からの痛みも消えてくれました。
その後は深いところをガリガリ削って、薬を詰めて終了。
これからまた時間をかけて何度も削った部分の消毒を繰り返し、炎症が完全に治まったところで詰め物をするそうです。

「痛かったでしょうねえ。これまでで最高に痛かったでしょうねえ」
と治療が終わった後先生はおっしゃいました。
もう一度あの麻酔を打つといわれたら間違いなく逃げ出したくなるほど(たとえ数秒間であっても!!)トラウマになりそうな治療でございました・・・笑気ガスとか使いたいです。

神経に直接麻酔、人生で3大痛かった体験に間違いなく入ると思います。ちなみにこれまでの「痛かった」体験は、

・陣痛
・今回の麻酔(陣痛は長期戦だったので、総合的にはいちばん痛いけど、瞬間的な痛みの強さは今回の麻酔の方が上です)
乳がんの手術後に麻酔が切れた後
・エキスパンダーを入れた時

でしょうか?子どもの頃にそこまで痛い体験をしなかったのは幸せかもしれませんね。