As You Like It     ~気が向くままに~

「ふるぼう」のブログがYahooから引っ越しました。

ドラマの感想 2015年春クール

ずーっと梅雨空で肌寒い日もあったのに、いきなり真夏というか猛暑になってしまいました。まだ暑さに慣れないこの時期がいちばんキツいですね・・・
さて、先日「食の軍師」について書きましたけど、もちろんそれだけを見ていたワケではなく・・・夏ドラマが始まってしまったので、春ドラマの感想をいきます。

アイムホーム
もちろん「キムタクが主演」ですので見ることにしました。
仮面と上戸彩ちゃんの胸がとっても目立っていました
黄金期?!のキムタクに比べると視聴率が・・・とどうしても話題になってしまうのですが、これまでいろいろキムタクのドラマを見てきて、初めて「何をやってもキムタク」ではないキムタクになったように思えました。実生活では2児の父でありながら、初の父親役というのが新鮮だったこともあります。ドラマのストーリーも石坂啓さんの漫画が原作ということもあり、毎回見どころがあって最終回までにきちんと回収されていました。最後に仮面が外れてハッピーエンドになったところはとても良かったのですが、前妻の連れ子のすばるちゃんの心境を思うと少し切なくなりましたね。

Dr.倫太郎
これも「堺雅人が主演」しかもドクター役ですので外してはいけません。
恋愛を否定していたはずだったのに患者さんが恋愛の対象になってしまって、ついに一線を越えてしまったかと思ったら振られてしまいました(笑)
解離性人格障害の患者を演じる蒼井優さんと、その母の高畑淳子さんの演技は圧巻でした。でも、これまでの医療ドラマになかった「精神科」が舞台だったこともあり、楽しめたかと言われるとちょっと微妙だったかな、とも思います。
医療ドラマといえば外科で、緊迫の手術シーンがお決まりですが、精神科の診察室って一般には馴染みが薄いですよね。倫太郎先生は薬物療法よりも精神療法を重視されるドクターでしたが、実際の医療現場では、倫太郎先生のような役は「カウンセラー」が担うことが多いのではないでしょうか?精神科の診療について少しでも世の中に知られるきっかけとなれば良いのですが、やはりドラマの絵的には天才外科医がどんな難手術でもやってしまうというのがスカッとするのかもしれません。

春ドラマの中では、一番見ごたえがありました
大河ドラマよりも、ずっと大河っぽかったです(笑)
主人公のモデルとなった秋山徳蔵さんはフレンチのシェフですが、今の天皇陛下は皇太子時代に秋山さんにお寿司を握ってもらったそうですし、昭和天皇も秋山さんによる「揚げ立ての天ぷら」を召し上がったそうです。
さて、平成生まれの佐藤健さんが明治から昭和を演じた、ということにまず時代の流れを感じました。代役を立てずに包丁さばきの特訓をして、ジャガイモやニンジンをあれほどキレイに剥いてしまったのには感動でした。もちろん主役を支える共演者たちもすばらしかったです。「花子とアン」の記憶が新しい鈴木亮平さんに黒木華さん、どちらも亡くなってしまうシーンにはほろりときました小林薫さんも良かったですねぇ。最終回では何歳になっている設定だろう?とは思いましたがそして郷ひろみさんはご愛嬌でしたパリ留学から帰ってきていよいよ宮内庁に入ってから、物語が急すぎる展開で進んでしまったので、2クールかけてじっくりとやってくれたらよかったのに、と思いました。そして、宮内庁が出てくるシーンでは「この門、どこのお城なんだろう?実際の坂下門はこんなじゃないよね」とか「庁舎もどこの建物を使っているんだろうね?庁舎内はスタジオのセットなのかね?ホントの庁舎の廊下はもっと歴史ある建物だから違うよね・・・」などと、毎年文化祭に伺っているものだからそこだけ夫婦揃って悦に入った感想を言っていました(笑)

猫侍 Season2
まさかの「Season2」でした1年ぶりの玉之丞、やっぱり可愛かったです。
そして、玉之丞の他にも猫たちがたくさんでてきたのが良かったです。
北村一輝さんが「どうして時代劇なんだ?」というくらい、江戸時代である必要性がない話なんですが(笑)、そしてますます話がワンパターンになっていくのですが(笑)、それは脇においといて「癒し系時代劇」に大いに癒されました
秋にはまさかの「劇場版第2弾」なので、これも見に行きたいです。

花燃ゆ
録画したのをだいぶだってから見ているので、リアルタイムには追いついていません・・・棒読み久坂をそろそろ見納めになるので、自分にお疲れさまでしたといってあげたいです。文さんが主人公である以上、彼女を中心にしたドラマにしなくてはならない・・・だから「おにぎり作ってる」か「スイーツ作ってる」シーンばっかりになってしまって、幕末のターニングポイントとなる重大事件がちっとも描かれていない・・・これから「大奥編」と言ってますがもうすぐ幕府もなくなるし、今更大奥って言ってもなあ・・・しかも乃木坂46の「十福神」が全員出るって?AKB48の「神7」みたいなもの去年紅白出られなかったからなんかもうどうでもいいわ・・・
ネットで話題になった「まさかのどぶろっく」は一瞬で終わってしまいました史上サイテーの徳川慶喜だったでしょうか・・・

そして、未だに仁先生にしか見えない大沢たかおさん演じる小田村伊之助の兄役が、あの「食の軍師」で主人公の本郷を演じていた津田寛治さんだったことに笑ってしまいました。