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クジョルパン

梅雨が明けました。猛暑です。分かっていてもこの暑さには萎えますね。

さて、ベターホームの「韓国家庭料理の会」第3回目がこの猛暑が始まる前にあったのでした。
前回と違って、唐辛子色のないメニューでした(笑)

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イメージ 2メインは朝鮮王朝の宮廷料理であり、今でもお祝いの席には欠かせないといわれる
「九節板」(クジョルパン)
小麦粉と卵で作った生地を薄く焼いて(向こう側が見えるほど薄く)、その生地で具材を巻いていただきます。具は五色(赤・緑・黄・白・黒)のものが使われます。
今回は牛肉、しいたけ、にんじん、キャベツ、きゅうり、ラディッシュ、紫たまねぎ、錦糸卵でした。肉をはじめ、野菜類も本来は炒めてある(ナムル)のですが、このレシピは夏向けにアレンジされており、生のまま刻んでいます。そして、韓国ではクジョルパン専用の食器があるのですが、教室では大皿に彩り良く盛りつけました。タレは、辛子ベースです。

二品目は「カシューナッツおかゆ
おかゆといっても、日本のおかゆや中華粥とは全然ちがいます。お米とカシューナッツをミキサーにかけてしまい、それを加熱するのです。火が通るとドロリとしてきます。まるで今流行っているといわれる「ライスミルク」を加熱したみたいになりました。

汁物は「豆腐とアミの塩辛のスープ」
赤い唐辛子は入れませんので、豆腐の白さが映えるスープですが、これも韓国では「チゲ」と言います。アミの塩辛は、キムチには欠かせない調味料です。少し魚臭くなりますが、いい出汁が出ます。また、豆腐の他に今回は比較的手に入りやすいズッキーニをいれましたが、これは「韓国カボチャ」で作る方が絶対美味しいそうです。
でも、韓国カボチャは新大久保に行かないと手に入らないらしいですが…
そしてこのチゲ、アミの塩辛だけではなく「青唐辛子」を入れるのです。これが赤唐辛子の何倍も辛いのです
赤いスープじゃないから辛くないと思ってはいけない…さすが韓国料理でした(笑)