HERO

もう本当に毎日毎日、これでもかというほど暑いです！

さあ、ようやく夏休みに入ってからの映画です。

これはもう公開されたらすぐに見に行こうと思っていました。

HERO　監督：鈴木雅之　　主演：木村拓哉、北川景子、松たか子

パーティーコンパニオンの女性が、ネウストリア公国大使館付近の路上で交通事故に遭い死亡する事故が発生。捜査にあたる東京地検城西支部の久利生公平検事（木村拓哉）と事務官の麻木千佳（北川景子）は、大使館と事故は関係があるのではないかと考える。事故当時の状況を大使館員から聞こうとするが、大使館には日本の司法が及ばない治外法権があることから捜査は一向に進まない。諦めずに大使館に詰め寄る久利生だが、それが日本とネウストリア公国の外交にも影響を与え、外務省からの圧力も受けるようになり……。

木村拓哉主演によるヒットドラマの劇場版第2弾。個性的な検事・久利生公平が、某国大使館の関与が疑われる女性不審死の真相解明に挑んでいく。監督に「HERO」シリーズの演出を担当してきた鈴木雅之、キャストには木村をはじめ、『ルームメイト』などの北川景子、『告白』などの松たか子とシリーズを支えてきた面々が結集。久利生と対峙（たいじ）する外務省官僚役で、佐藤浩市が共演する。胸のすくような久利生の活躍に加え、外交問題も立ちはだかるスケールの大きい物語も見どころ。

もちろん、キムタク主演のあの「HERO」ですから、映画の出来上がりも期待通りだったのですが、「アイムホーム」の時のキムタクとは違って、久利生検事になったキムタクは、いつもの「ザ・キムタク」でした。

でも、HEROはいつものキムタクだからこそ面白いと思います。

これは、ドラマ版もそうでしたけど脇を固める城西支部のメンバーがみんな個性的だからストーリーにリズムがあって面白いんだろうなと思います。

舞台が大使館ということもあり、映画版ならではのスケールアップもそれなりにしてました。でもやっぱり実在する国を舞台にはできなかったみたいで、今回はネウストリアという架空の国が出てくるのですが、世界史を紐解くと６世紀から10世紀にかけて存在した国だと分かりました。ちなみに、物語にでてくる「ペタンク」は実在するスポーツです。

松たか子さんが久しぶりに登場したけど、コートを着ている場面がやたらと多いなと思っていたら、産休に入る前の最後の撮影だったのですね。お見合いした弁護士さんと結婚するのかと思ったら断ってしまったので、これからもHEROの続編が作られるのか、含みを持たせた終わり方になりました。

でも、この映画でいちばん面白かったのは、

ついに牛丸次席の娘が顔出しした

というところでした予想通りの人がスマホの画面に映った瞬間、ストーリーなどどうでも良くなるくらい面白かったですそして牛丸次席も検事ではなくラーメン屋に見えてしまったのでした。