As You Like It     ~気が向くままに~

「ふるぼう」のブログがYahooから引っ越しました。

紅葉前の高尾山

20年ぶりに「高尾山」に登ってきました
首都圏に近く、ハイキング感覚で手軽に登れる山として登山者数は世界一といわれる高尾山ですが、実は私が夫と出会ったのが「高尾山ハイキング」なのです。
1995年の11月、当時私は大学4年で卒業研究のための研究室に所属していたのですが、その年の夏に開かれたとある学会に大学院生の先輩方が参加してある大学の院生たちと交流をもち、その時の流れで「秋に高尾山に行く」話が持ち上がりました。私はくだんの学会には行っていませんが、ハイキングには4年生のみなさんも一緒に行きましょうと言われたのでノコノコと参加することにしました。京王線高尾山口改札に着くと、既に先方の大学の学生さんたちも集まっていましたが、その中にいた同学年の男子学生が後に夫になるわけです。
女子大の学生にとっての出会いの場として「インカレ・サークル」「合コン」は非常にメジャーなものですが、さらに一昔、二昔前に遡ると「合ハイ」というのも結構あったらしいのです。ま、そんな古典的な方法で出会ったわけですが、その時以来ナゼか高尾山に行くことはないまま20年の月日が過ぎてしまいました。

(高尾山のことは、随分前にも書いていましたね⇒http://blogs.yahoo.co.jp/furubou1118/29784887.html

今年になって圏央道の海老名ー八王子間が開通し、高尾山へのアクセスも俄然良くなったので、久しぶりに行ってみようということになったのです。車で高尾まで出て、高尾駅の近くに停めてから京王線高尾山口まで行くことにしました。

紅葉シーズンにはまだ少し早いですが、それでも駅構内からすごく賑わっていました。
まずは登山口すぐそばで焼き団子を食べてから、登山開始

高尾山の登山ルートはいくつもあるのですが、今回は登りは自然の中を歩く「自然探究6号路」にして、帰りがもっともメジャーで登山道が舗装されている「1号路」を使うことにしました。

6号路は11月になると登りしかできなくなります。紅葉を見るための混雑が酷くなるからです。

登り始めた最初は、横浜にもある自然公園の遊歩道と変わらない感じですが、やはり標高500メートルは超える山です。どんどん傾斜がきつくなっていきました。
「前に登った時はこんなに大変だったっけ?」
「20年前だからねぇ、まだ若かったからそんなにキツくなかったんじゃないかな?」
と言いながら歩くこと1時間半あまりで頂上に到着しました。

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曇ってはいましたが、うっすらと遠くに富士山も見えました。

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暫く頂上を散策してから、1号路を降り始めます。
途中にあるのが「薬王院」です。

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高尾山は今でこそ首都圏近郊の行楽地ですが、修験道の山でもあります。薬王院の創立はなんと奈良時代聖武天皇行基の頃に遡ります。
それから、天狗信仰が有名ですね。そこかしこに天狗がいます。

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薬王院を通りすぎて更に下に降りてくると、薬草園と「サル園」があります。サル山だけがあるのですが、飼育係のおじさんのお話は大変楽しかったです。

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そこも過ぎると、間もなく「ケーブルカー」と「リフト」の駅が見えてきました。ここから高尾山口まではもう歩かないでどちらかで降りよう、ということで娘にどちらに乗りたい?と聞いたらリフトだと言います。そこで乗ることにしたのですが…

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これが!かなり怖かったです。
乗り込むといきなり空中に投げ出されたようになります。地上までの距離も相当あるのに、安全バーもベルトもなく、ただ手すりにつかまってるしかないのです。落下したら大怪我は避けられません。
なんとも娘は怖くないと言いますが、私はもうリフトはいいです。

そんなわけで20年ぶりの高尾山、楽しかったですよ。
11月に紅葉狩りに行かれる方は覚悟して行きましょう。