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安東チムタク

年内最後となったベターホームの韓国家庭料理の会。
メインは「安東チムタク」でした。

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初めて聞いた料理名です。
「チムタク?キムタクじゃなくて?」と思わずつぶやきそうになりました。
焼肉屋チェゴヤのメニューにもありません。日本ではまだ馴染みのないメニューですが、韓国の中東部にある都市、安東(アンドン)地方が発祥の、ブツ切りの鶏と春雨、ジャガイモ、野菜などを唐辛子と一緒に甘辛く煮込んだこの料理は若者に人気で、ソウルの原宿こと明洞(ミョンドン)にある、その名も「元祖安東チムタク」というお店が有名だそうです。韓国の鶏肉料理といえば、あの「冬ソナ」の舞台、チュンチョン名物の「ダッカルビ」が日本でもよく知られていますが、この安東チムタクもダッカルビと似た路線の甘辛ソースです。

鶏肉はモモ肉だけではなく手羽先も入れ、野菜はキャベツ、ジャガイモ、しいたけ、ネギなどをたっぷり用意します。そして煮汁には醤油や砂糖、ハチミツと言った一般的な甘辛い味付けの調味料以外に、コーラも入れて煮込みます。ニンニクも5~6片も入れ!更には唐辛子も同じくらい入れていくのです。4人分を作るのにこんなに入れてしまうのかとただビックリしていると、先生は「本場の辛さにまだまだ足りない。韓国で食べるのは激辛です。師範台のはもっと辛くしますよ」と唐辛子を瓶から数本出して鍋に投入していました。

こうして出来上がった安東チムタクですが、実習で作った分はそれほど辛すぎず、まさに「ご飯がすすむ味」に仕上がっていました。
日本人好みの味だと思いますので、これから国内の韓国料理店でも広がって欲しいと思います。でも、ニンニクと唐辛子の量が半端じゃないので、食べるときにはその後の予定に気を付けましょう。

今回は安東チムタクの他には、お正月にも使えそうな料理ということで、

・煮干しのコチュジャン炒め
→「田作り」に飽きたら
・黒豆の醤油煮(コンチャバン)
→日本のおせちの黒豆ほど甘くなく、酒のつまみにもなりそう
・酢れんこん(ヨングンチェ)
→れんこんの甘酢漬け。美味しい

3品を取り上げました。
いつものおせちが目先が変わって、残り物が少なくなりそうです。