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年末年始修学旅行 その4 ~金閣と銀閣~

軽井沢で起こった痛ましいスキーバスの事故・・・
乗客のほとんどは未来ある学生でした。

私はスキーなんてほとんどできないにも関わらず、今回の事故で報じられたようなスキーツアーの深夜バスには何度か乗っています。いずれも大学生の時でした。
学生にとってはあの値段は本当にありがたいのですよね。個室のような快適な座席の長距離夜行バスがある一方で、安いスキーツアーのバスはトイレもない普通の観光バスだからあまり眠れないのだけど、それだって若いから体力でカバーできるのです。

バス運航会社の杜撰さ、経験不足の高齢運転手による慣れない道の走行など、バス業界を取り巻く問題が浮き彫りになったような事故に見えます。シートベルト着用案内もほとんどされていなかった車内で眠ったまま事故に遭い旅立ってしまった学生もいるかもしれません。最近バス事故が相次いでいますが、どうぞこれ以上犠牲になる方が出ませんように。ご冥福をお祈りします。


さて、年明け以来これしか書いてない京都の続きです。

宇治を出たのが午後1時過ぎ、そこから京阪電車京都市内へ向かい、終点の出町柳で降りました。
そこから目的地まではタクシーを使いました。夫は京都には「修学旅行の引率」という仕事で何度も行っていますので、京都市内の動き方には結構詳しかったりします。
(ちなみに、私立の中高一貫校なのに中学の修学旅行が京都で高校の修学旅行が九州という、公立校とあまり変わらない行き先だったりします)

タクシーは京都大学の前を通って、やがて目的地へ。参道は上り坂になっていたのでちょっと息が切れてきた頃に到着しました。

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銀閣寺」です。

金閣寺銀閣寺、これも必ず歴史の教科書に出てきますが、あれどっちがどっちだっけ?とごちゃごちゃになります。

銀閣寺は入るとすぐに銀閣が出てきて、そこから順路に沿って庭園を歩くと小高い山を登ることになります。この山はショートカットできないのかと思いつつも人の流れに逆らえずに上がっていくと、やがて頂上から見えた銀閣がキレイだった、というオチでした。

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入ってすぐに下から見上げた時は逆光で良く見えなかったので良かったです。

銀閣寺は、銀閣以外に目立った建物も無く、わりとすぐに終わりました(笑)
銀色にしようと思ったら応仁の乱が起こって京都も戦場になってしまいそれどころではなくなった、という話も聞いたことがあります。

さて、銀閣寺は京都のかなり東側にあるわけですが、そこから西に移動しまして、
(京都の交通って南北の路線は発達しているのですが、東西に延びている線はバスも電車もほとんどありませんので、ロスタイムを減らすことを考えるとタクシー頼みとなります)

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金閣寺に着きました

金閣のあのキラキラは相変わらずでしたが、銀閣との大きな違いと言えば、

「観光客のインターナショナルさ」でしょうか。

銀閣寺にももちろん外国人観光客は大勢いましたが、ほとんどは中国系の方と若干の韓国人だったと思います。
ところが金閣寺は、欧米系の白人や南米系の方やイスラム系のストールを被った女性など、世界中のさまざまな民族が集まっていました。
金閣をバックに写真撮ってもらおうか、と思っても日本人が周りにいない…

あのキラキラさが世界中の人を惹き付けるんでしょうか?
歴史的には金閣は炎上してしまい、現存の金閣は昭和に再建されたものであり、銀閣の方が残っているのですが…

ちなみに覚えるのが大変な金閣寺銀閣寺の違いですが、

金閣寺 室町幕府3代将軍 足利義満により創建
公家風の華やかな北山文化

銀閣寺 室町幕府8代将軍 足利義政により創建
侘び、さびの東山文化

と整理しておくと試験の時に役立つかと思います