水素水
４年に１度の２月２９日。
そんな中始まったなでしこジャパンのオリンピック最終予選は、いきなりオーストラリアの黄色い壁に阻まれる不安なスタートになりました・・・
さて、最近ちまたでよく目にするようになったのが「水素水
」
」私が通っているフィットネスでも水素水のサーバーがあり、有料で専用ボトルに汲むことができます（私は水素水の会員にはなっていないので、自宅から水やお茶を持参しますが）。スポーツクラブで置いてあるところも増えてきたし、最近ではドラッグストアでもペットボトルやアルミパウチに入った水素水やら「これを水にとかせば水素水になる」というスティックタイプの粉？みたいなものまでが売られるようになりました。
しかし・・・水に粉末を溶かしたら水素が含まれるのか？
つい先日、このようなサイトを見つけてかなり笑ってしまいました。
そもそもナゼ水素水が身体にいいのかというと、
体内ではさまざまな化学反応によって「活性酸素」がどうしても発生するのだけど、これは「カラダが酸化」してしまう原因となるので良くない現象であるのだが、水素には活性酸素を除去する、つまり「還元」作用があるのでカラダが錆付かない、疲労を回復させる作用がある、というものです。
確かに水素には還元作用があるのですが、それは細胞レベルでの実験では確認されたのでしょうが、水素が含まれた水を飲んだからといって人間の体内でそのような現象が起こるかはわかりません。そもそも水素はあまりにも軽い分子ですから、水の中にきちんと溶けているかどうかも確かめるのが難しいでしょう・・・
まあ、そもそも気体である水素を「粉末」にはなかなかできないことだと思いますが・・・
というわけで、水素水が本当に身体に良いのかどうかは、まだエビデンスが得られたものではないと思いますので「身体に良さそう」と思うのは気持ちの問題である面も多いかと思います。
