As You Like It     ~気が向くままに~

「ふるぼう」のブログがYahooから引っ越しました。

日本橋散策

お彼岸の三連休初日はあいにくの天気でしたが、翌日朝には雨も上がって心地よい日になりました。

娘はこれからの1年は日曜は朝から夕方まで塾なので、お弁当を持たせて送り出した後は夫と出かけることにしました。

久しぶりに向かった先は日本橋高島屋で開かれている展覧会を見るためでした。

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琳派とは江戸時代に華やかに展開された美術の流れで、本阿弥光悦俵屋宗達尾形光琳等が代表的な作家です。その琳派をテーマに作成された現代の京都に生きる日本画や工芸作家による201の作品が展示されていました。
江戸時代の屏風絵を思い起こさせるような華やかな絵や花鳥風月、はたまた現代アートのようなものまで個性的な作品が集まっていました。

見終わったらお腹がかなりすいていたのでレストラン街へ。

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資生堂パーラーの「ミートクロケット」です。
クリームコロッケといえば、今ではカニクリームコロッケが一般的かと思いますが、こちらはお肉の入ったクリームコロッケです。カニの風味のコンソメスープにフレンチドレッシングのサラダと、古き良き時代から守られている味でした。

高島屋を出たあとはブラブラ歩いて「日本橋」へ。

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いつもこの辺りを通るときは車で首都高だったので、実はこれまで日本の街道の起点となる日本橋に来たことはありませんでした。東野圭吾さんのミステリーにも出てきた「麒麟の翼」の像もありました。ホント、景観が首都高にジャマされちゃってるなぁ…

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日本橋を通り過ぎると今度は三越が見えてきました。更にその向こうには三井本館、三井記念美術館もありました。

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ここで開かれていたのが「三井家のおひなさま」
三井家に嫁いできた女性や三井家に生まれた娘が所蔵していたひな人形の銘品の数々です。
朝ドラ「あさが来た」の主人公が生まれた家のモデルが三井家ですが、江戸時代に両替商として財をなした三井家は11の家に分かれました。展示されていたおひなさまは、あさが生まれた家のものではありませんでしたが、どのおひなさまも美術工芸品としての価値が高く「素晴らしい」なんて一言で表現するのは申し訳ないくらいです。一大財閥の三井家に嫁いできたお嫁さんは華族の家に生まれ育った方も多く、朝ドラの世界は当時の一般庶民にとっては雲の上の存在だったのだろうと思ったのでした。