As You Like It     ~気が向くままに~

「ふるぼう」のブログがYahooから引っ越しました。

世界から猫が消えたなら

今日から関東も梅雨入りです。あっという間に6月かと思うと早いです。

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ある日、余命いくばくもないごく平凡な30歳の郵便配達員(佐藤健)の前に、自分と同じ容姿を持つ悪魔(佐藤健)が出現する。その悪魔は、彼の身の回りの大切なものと引き換えに一日の命をくれるというのだ。次々と電話や映画や時計などが消えていく中、彼は初恋の女性(宮崎あおい)と再会し、共に過ごした日々を振り返る。
るろうに剣心』シリーズなどの佐藤健と『ソラニン』などの宮崎あおいが初共演を果たし、川村元気の小説を原作に描く感動のドラマ。余命宣告された主人公が、悪魔と取引して世の中から一つ何かを消すことで一日の命を得るという不思議な物語を紡いでいく。『ジャッジ!』などの永井聡監督がメガホンを取り、『サケボム』などの濱田岳が共演。佐藤の一人二役による熱演はもとより、斬新な映像で描かれる胸を打つ物語に引き付けられる。

封切り前からあちこちで宣伝されていて、娘の読んでいたマンガ雑誌でも特集されていて「絶対に泣ける!」とのふれこみでした。とはいえ最初はあまり見に行くつもりはなかったのですが、あまりにも猫がかわいいのでレディースデーに行ってしまいました。
ある日突然余命いくばくも無いって設定にリアリティが無いなぁ、と思ってしまいましたが、これはファンタジーなのですからツッこんではいけなかったですね。
主人公が悪魔との二役を演じ分けているのですが、特に悪魔役が会心の演技だったと思います。宮崎あおいちゃんがイグアスの滝で突然叫んだシーンには、イマイチ感情移入できなかったのですが、映画が大好きな友人「ツタヤ」とのやり取りにはほっこりしました。
電話、映画、時計・・・モノだけではなくそれらにまつわる記憶も消えてしまったことに愕然としたところに、猫を消してしまおうと悪魔が言ってきて、それに対する主人公の答えは予想通りで、号泣はしなかったけれど爽やかな余韻が残りました。
それより何より、猫の「レタス」と「キャベツ」がかわいかったです。