殿、利息でござる!
土曜日は突然猛暑がやってきて参りましたね~
今年の夏の猛暑は覚悟した方がいい暑さだと今から言っていますよね・・・
さて、映画のレビューがどんどん貯まっていますので忘れないうちに書かないと(笑)
この作品は、絶対に見に行こうと決意していたのですが、NHKの「おはよう日本」でも取り上げられていたのを夫が見て「一緒に見たい」ということで久しぶりに2人で見ることになりました。その後夫はさっそく原案となった「無私の日本人」を買っていました。
時代劇ということで劇場の年齢層は高めかな、と思ったのですが幅広い年齢層のお客さんが集まっているようでした。
宿場町を救済するために庶民が知恵を絞って仰天計画を実行する、というのが大枠で、チャンバラシーンも無いから激しい山場もないのですが、クスっと笑ってしまったりジーンときてしまったり・・・江戸時代の庶民の力ってすごいな、日本人は捨てたものじゃないな、と改めて感じてしまいました。実話に基づいた作品ですが、阿部サダヲさん演じた「穀田屋十三郎」さんのご子孫は今でも吉岡宿で「酒の穀田屋」を営んでいるのです。お店が映った瞬間、また感動してしまいました。
でも、何よりこの作品が見たくて見たくてたまらなかったワケは・・・
「殿、利息でござる!」の「殿」はいつ出てくるんだ?まだか?まだか?
物語の終盤にその人が出てくるのをずっと待っていたら、ついに・・・
キタあぁぁぁっ 「殿光臨」ゆづだあぁぁっ
なんといってもこの情報が解禁されてから、俄然盛り上がっていたのですよね。
だから、劇場のお客さんも「ゆづ目当て」の人が多かったのです。
「ゆづ目当て」で来てみたら、物語本編にも思わず感動してしまった、というか。
セリフも思った以上にあったので大丈夫かと思っていましたけど、
さすがオリンピックやグランプリファイナルの金メダリスト
堂々とした風格は、まさに「殿」でした。
「馬や駕籠には乗らないで、(城まで)歩いて帰る!」と言っていたので、
滑って帰れ~ジャンプして帰れ~とツッコミそうになってしまいました(笑)
そして、吉岡宿が逼迫した原因というのが、殿こと仙台藩代7代藩主の伊達重村が、
自分の官位(=地位:藩の財政には無関係)を上げるために藩の資金を使いまくって、財政を悪化させた、というのが真相なのですが、
ゆづの殿様だったら、近衛少将でも、宰相中将でも、頭中将でもなんでも官位をあげちゃうよってな感じになってしまいました(笑)
いやはや、ゆづがスゴイのは昨年夏にこの映画の撮影をしてから、
陰陽師になって史上最高得点を叩きだしたことなんです
今シーズンが今から楽しみで仕方ないですね(笑)
そして、殿様役が自分に回ってこなかったことに、織田信成くんはエラく憤慨していたようですが、信成くんが殿だったらただのコメディーになってしまうから、今回はやはりゆづで良かったと思うのですよ。