As You Like It     ~気が向くままに~

「ふるぼう」のブログがYahooから引っ越しました。

アイヌの涙

この週末はほんっとうに暑かったです・・・
(まだ気温が30度超えないのに、今からこんなこと言ってては夏本番が思いやられるのですが)

さて、西日本では絶大な支持を受けているのに関東人にはイマイチ馴染みがないテレビ番組

それが探偵!ナイトスクープ

特に私が育った千葉県では、千葉テレビでの放送すらやっていなかったので、番組の存在も知らずに大人になってしまいました。
しかし、昨今ではネットに動画サイトというものができて、そこにアップされたものを見ることができます。

そして、ある夜のこといつものように「ようつべ」(またの名をYouTubeという)を見ていたところ、探偵ナイトスクープのこの動画を見つけました。


 福岡の健康ランドで売られていたというガタガタと凍えそうになる恐怖の入浴剤
アイヌの涙」

ナゼ「アイヌ」なのか?北海道で寒さには慣れているはず(と推測される)アイヌの人びとをも寒いと言わせる入浴剤だからでしょうか?
番組では、依頼人も探偵も「アイヌの涙」入りのお風呂に入って、震えが止まらなくなって飛び出して毛布にくるまっていました。スタジオの笑いを大いに誘っていましたが、一歩間違えたら大変なことになりそうなこの入浴剤、いったい原料は何?と思ったら実にシンプル。

「天然ハッカ油」だったのです。

ドラッグストアでも気軽に買えて、お値段もそんなに高くない。ハッカの葉から抽出した精油、要するに天然のアロマオイルの1種です(アロマテラピーのお店で売られている「ペパーミント」の精油は、西洋ハッカ(ペパーミント)精油のみを抽出したものですが、ハッカ油は東洋系のハッカの葉から抽出されていて、ペパーミントの精油よりもメントール等の清涼感をもたらす成分が濃いそうです)。北海道のお土産としても知られているハッカ油ですが、そういえば我が家にも全然使ってないハッカ油があったなと思い出しました。

イメージ 1



それがコレ。
もう14年も前の2002年の夏休みに香港に旅行した時に買ったモノです。3本まとめて売っていたのですが、そのまま薬箱に入ったまま陽の目をみることがなく過ぎてしまいました。
あまりに久し振りに出したのでどうなっているかと思ったけど、酸化していることもなく、清涼感はそのまま残っています。

さっそくお風呂に入れることにしました。
ナイトスクープでは、キャップ三杯ものハッカ油を入れてしまったからとんでもないことになったのであり、数滴でかまわないのですと言っていましたが…

ほんの4、5滴のつもりが、
ダダダっともう少し入ってしまったでしょうか。
すぐに浴室はツーンとしたメントールの香りになりました。
湯船に入ってみると、最初は香りだけで、お湯の感じはいつもと変わりません。
しかし、2分ほど経ったころから、徐々に冷たくなり始めました。

追い焚きボタンを押したものの、温かくなりません。
そして湯船から出た途端、サーっと全身が冷たくなりました。

なんだこりゃあ…!

慌ててシャワーを出しっぱなしにしながら身体と髪を洗いました。水のムダ使いをしていると充分分かっていましたが、シャワーを止めてしまうとすぐに全身が冷えてしまうのです。
ようやく冷えがおさまってきたところで、もう一度湯船に入ろうかと足を入れたら、

追い焚きをしたはずのお湯なのに、水にしか感じられませんでした。

いやはや、恐るべき威力ですねハッカ油。

でも、これに懲りることなくこの夏はハッカ油をうまく使って快適なお風呂に入ろうと思います。