海よりもまだ深く
あああ、もう2016年も半分終わってしまいました。早いものですね~
さて、先日見てきた映画のレビューです。是枝作品の劇場鑑賞は「そして父になる」「海街diary」に続き3作目です。
作品全体に漂う空気に、ザ・是枝ワールドに戻ってきたなぁと感じさせられました(笑)
真木よう子さんに樹木希林さんと出演者にも安心させられます。
淡々とした日常の中、特別ではないんだけどその日常をちょっとだけ揺さぶる出来事があって、そこに色々な人の気持ちが交差して、また日常に戻っていくのですよね。
是枝作品に出てくる男性陣は頼りないキャラが多いのですが、今回の阿部寛さんもかなり情けないです。彼の主演となった前作の「エヴェレスト」の方がまだマシだったように思います。が、嵐の一晩を父と一緒に過ごしたことで、息子には最高にカッコいい父の姿がインプットされただろうな、と思います。たとえ彼の母が新しい彼氏と再婚してその先の日常が続いていっても、あの夜のことはいつまでも記憶に残り続けるのかなと思います。人生にはそのような出来事が数回は起こるものです。そして阿部寛さん演じる主人公の生き方はその後も変わることはないでしょう。
とはいえ、この作品も「海街diary」と同じで、そこで踏みとどまってしまったような気がしました。そこを突き抜けたものを見てみたいなぁと思うのです。
さて、先日見てきた映画のレビューです。是枝作品の劇場鑑賞は「そして父になる」「海街diary」に続き3作目です。
15年前に1度だけ文学賞を受賞したことのある良多(阿部寛)は、「小説のための取材」と理由を付けて探偵事務所で働いている。良多は離婚した元妻の響子(真木よう子)への思いを捨てきれず、響子に新しく恋人ができたことにぼうぜんとしていた。良多、響子、息子の真悟(吉澤太陽)は、良多の母・淑子(樹木希林)の家に偶然集まったある日、台風の一夜を皆で過ごすことになり……。
真木よう子さんに樹木希林さんと出演者にも安心させられます。
淡々とした日常の中、特別ではないんだけどその日常をちょっとだけ揺さぶる出来事があって、そこに色々な人の気持ちが交差して、また日常に戻っていくのですよね。
是枝作品に出てくる男性陣は頼りないキャラが多いのですが、今回の阿部寛さんもかなり情けないです。彼の主演となった前作の「エヴェレスト」の方がまだマシだったように思います。が、嵐の一晩を父と一緒に過ごしたことで、息子には最高にカッコいい父の姿がインプットされただろうな、と思います。たとえ彼の母が新しい彼氏と再婚してその先の日常が続いていっても、あの夜のことはいつまでも記憶に残り続けるのかなと思います。人生にはそのような出来事が数回は起こるものです。そして阿部寛さん演じる主人公の生き方はその後も変わることはないでしょう。
とはいえ、この作品も「海街diary」と同じで、そこで踏みとどまってしまったような気がしました。そこを突き抜けたものを見てみたいなぁと思うのです。