クリーピー 偽りの隣人
8月に入ったと思ったら不安定な天気が続いていましたが、これからしばらくの間安定した猛暑になりそうです。分かっていたとはいえ、やはりこの暑さはこたえます・・・
さて、溜まっていた映画のレビューです。
刑事から犯罪心理学者に転身した高倉(西島秀俊)はある日、以前の同僚野上(東出昌大)から6年前の一家失踪事件の分析を頼まれる。だが、たった一人の生存者である長女の早紀(川口春奈)の記憶の糸をたぐっても、依然事件の真相は謎に包まれていた。一方、高倉が妻(竹内結子)と一緒に転居した先の隣人は、どこか捉えどころがなく……。
『アカルイミライ』などの黒沢清監督がメガホンを取り、第15回日本ミステリー文学大賞新人賞に輝いた前川裕の小説を映画化。隣人に抱いた疑念をきっかけに、とある夫婦の平穏な日常が悪夢になっていく恐怖を描く。黒沢監督とは『LOFT ロフト』に続いて4度目のタッグとなる西島秀俊が主演を務め、彼の妻を竹内結子が好演。そのほか川口春奈、東出昌大、香川照之ら豪華キャストが集結している。
予告編を見たときに「コレは見たい!」と思ったのです。
しかし、封切られてからのレビューの星の数がなんだかモノ足りない。ナゼだろう?
という疑問は、実際に見てみたらなるほど納得だったのでした。
いや、正確にいうといちばんのクライマックスとなるであろうところで私は寝落ちしてしまったのですが・・・眠くなってしまうような展開だったということです。
猟奇殺人が出てくるサイコスリラーな作品でですよ?!
途中まではドキドキ、ゾクゾク感があったのですが、長すぎた前振りの後で
「こんなのありえねーだろう!」と醒めてしまうような唐突過ぎる展開、どこをどうしたらフツウの民家にあんなスケールの大きな仕掛けができるんだ・・・
無駄に長い時間を映画館で過ごしてしまったなぁ・・・
と思ったときには、竹内結子さんの泣き声だけが響いていました。
それを見て「茶々の時とは全然違うなぁ」と思ったのです。