シン・ゴジラ

またも台風直撃かと思いましたが、ゲリラ豪雨は降ったものの短時間であがり、学校も通常どおり授業があったのでホッとしたところです。
さて、夏休み大ヒットしたこの作品も見てからだいぶ時間が過ぎてしまいました。

シン・ゴジラ　監督：庵野秀明　主演：長谷川博己、石原さとみ

東京湾アクアトンネルが崩落する事故が発生。首相官邸での緊急会議で内閣官房副長官・矢口蘭堂（長谷川博己）が、海中に潜む謎の生物が事故を起こした可能性を指摘する。その後、海上に巨大不明生物が出現。さらには鎌倉に上陸し、街を破壊しながら突進していく。政府の緊急対策本部は自衛隊に対し防衛出動命令を下し、“ゴジラ”と名付けられた巨大不明生物に立ち向かうが……。

『エヴァンゲリオン』シリーズなどの庵野秀明と『進撃の巨人』シリーズなどの樋口真嗣が総監督と監督を務め、日本発のゴジラとしては初めてフルCGで作られた特撮。現代日本に出現したゴジラが、戦車などからの攻撃をものともせずに暴れる姿を活写する。内閣官房副長官役の長谷川博己、内閣総理大臣補佐官役の竹野内豊、アメリカの大統領特使役の石原さとみほか300名を超えるキャストが豪華集結。不気味に赤く発光するゴジラのビジュアルや、自衛隊の全面協力を得て撮影された迫力あるバトルに期待。

私はゴジラ映画を見たことがなかったので、このゴジラも最初はスルーするつもりでした。
でも、封切られてからの世間の評判がうなぎ登りに上がっていくので、これは流行に乗って見ておく価値があるのではないか？と思ったのです。

そして実際その通りでしたねー

まさに「百聞は一見に如かず」でした。

ゴジラの形態変化やそのパワーはもちろんスゴいのですが、ゴジラ襲来という前代未聞の事態に対する政府の対応の仕方が、いかにも現実に起こりそうな対応だったのです。自衛隊の出動、米軍との連携等々、徹底的にここまでやるか？！ってくらいにリアルに描いていたし、キャストもそうそうたるメンバーがこれでもかというくらい登場したので、壮大な娯楽作品としてすごく楽しんで見ることができました。
特に、ゴジラが２回目に上陸した時のルートは鎌倉の稲村ヶ崎、釜利谷、洋光台、武蔵小杉と知っている地名ばかり出てきたのでリアルで笑ってしまいました。
エンドクレジットには小池百合子さんの名前があったのですが、防衛大臣をされていたからですかね？あ、枝野さんの名前もあったらしいですね。

さて、最後に１つだけ率直な疑問が残ったのですが…
(以下ネタバレあり）

ゴジラの噴出した放射性物質で、中央区、港区、千代田区は避難区域になりましたよね？

総理をはじめ、政府高官がかなり犠牲になりましたよね？

そしてゴジラが凍結された場所は東京駅の目の前、丸ノ内でしたよね？


皇居はどうなったんだろう？

天皇陛下は無事に逃げられたんだろうか？

それともあの世界には皇居は存在しないんだろうか？

映画を見たのがちょうど「天皇陛下の生前退位のご意向」ニュースが盛んに放送されていた時だったせいかやけに気になったのですが、庵野監督、どうなんですか？