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超高速!参勤交代 リターンズ

ボルシチのことを書いたばかりなのに、またも冷たいスープが食べたくなるような暑さです…この秋最後の暑さと言いますが、ホントにそうなんでしょうか?

さて、この秋の映画のレビューもかなりたまってきてしまったのでどんどん書いていかなくてはなりませんね。

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超高速!参勤交代 リターンズ
監督:本木克英 主演:佐々木蔵之介深田恭子、西村雅彦

江戸時代、幕府から5日以内の「参勤」という無茶な難題を、知恵と工夫で何とか果たした湯長谷藩。藩主・内藤政醇佐々木蔵之介)率いる一行は帰途に就く「交代」の道中、湯長谷で一揆が起きたという知らせに仰天する。彼らに敗北した老中・松平信祝陣内孝則)の逆襲によるもので、一揆を鎮めるため大急ぎで帰郷した政醇たちだったが、城は奪われており……。
幕府の陰謀で5日以内の「参勤」という難題を突き付けられた東北の弱小貧乏藩が、知恵を絞って危機に立ち向かう『超高速!参勤交代』の続編。前作で行きの「参勤」を果たし藩の取り潰しを免れた湯長谷藩一行が、彼らへの復讐(ふくしゅう)に燃える老中が仕掛けた謀略により、帰りの「交代」でさらなる大ピンチに見舞われるさまを描く。主演の佐々木蔵之介をはじめ、深田恭子伊原剛志ら主要キャストが続投するほか、古田新太渡辺裕之中尾明慶、宍戸開ら多彩な面々が新たに参戦する。

前作も見てなかなか面白かったので、今回のリターンズも面白いだろうなと期待していました。
しかし、前作のように「いくつもの難題を乗り越えて江戸城にゴールした」だけでは単なる二番煎じになってしまうので(前作よりタイムリミットが短くなっていても)、何か一捻り無いと面白くないよねと思っていたら、ちゃんと捻りを効かせてきました(笑)。

いわきまでのひたすら走り続ける道中はより苛酷になり、見せかけの大名行列では新たなトリックが生み出され、そしてようやくたどり着いたら乗っ取られていたのですから…

でもそこはお約束で、ご家老が知恵を絞り、住民も一丸となって敵に立ち向かい、最後は敵のボスが味方に裏切られて計画が失敗に終わってメデタシメデタシなのです。ハッピーエンドに終わることは予想できるから安心して見ていられるのですが、その途中のプロセスをどう飽きさせずにもっていくのかな?ということに注目していたのですが、今回もスカッとする展開になっていました。
(悪役の陣内孝則さんがハマっていました。これが高嶋政伸さんだったらワンパターンに見えてしまったかも)
大河ドラマのように史実に基づいた重厚なテーマもいいですが、時代劇でコメディをやってしまうのもなかなか楽しいです。

そして、「これにて『参勤・交代』終了!」と言ったときに、

「家に帰るまでが修学旅行ですよ」

と修学旅行から帰ってきたときに校長先生が言った言葉を思い出したのでした。