As You Like It     ~気が向くままに~

「ふるぼう」のブログがYahooから引っ越しました。

聖の青春

今年は「クリスマス3連休」のおかげで、いつもよりちょっと早めに学校が冬休みに入ったのですが…(そして「成人の日3連休」のおかげで新年のスタートもちょっと遅めになります)

何ですかこの暖かさは…

結局ダウンコートは1回しか着ていないですよ。今日は秋用のコートで出かけました。

さて、映画のレビューはようやく12月に見たものに追いつきました。

イメージ 1

聖の青春 監督:森義隆 主演:松山ケンイチ東出昌大

幼少期から難病を患う村山聖は、入退院を繰り返す中で将棋と出会い、15歳で森信雄に師事する。10年後、名人になる夢をかなえるべく上京した聖(松山ケンイチ)は周囲に支えられながら将棋に全力を注ぎ、七段に昇段したころ、同世代で名人のタイトルを獲得した羽生善治に激しいライバル心を抱く。さらに将棋に没頭する聖だったが、がんが彼の体をむしばんでおり……。
29歳の若さでこの世を去った天才棋士村山聖の生涯をつづる大崎善生のノンフィクションを、松山ケンイチ主演で映画化。幼いころより患う難病と闘いながら将棋の道を突き進んだ村山の壮絶な人生を、羽生善治をはじめとする同世代の棋士との死闘や、彼を支える師匠や両親たちの愛を通して描く。『宇宙兄弟』などの森義隆がメガホンを取り、『マイ・バック・ページ』などの向井康介が脚本を担当。大幅な体重増量など徹底した役作りに挑んだ松山の熱演が光る。

ワタクシは将棋は全く出来ません・・・
子供の頃に「回り将棋」で遊んだだけです。
なので、将棋の世界のニュースについては大変疎くこの映画の主人公の村山聖さんのことも知りませんでしたが、20代でがんと向き合った方だったというので見たくなったのでした。
幼少期からネフローゼのため入退院を繰り返し、院内学級に通い、退院してからも健康状態は決して良くなく病気による浮腫もあった村山さんを松山ケンイチさんは体当たりで演じていられたと思います。がんが見つかる前から、病身の自分は長くは生きられないのではないかという予感があったからなのでしょうか、将棋はもちろんのこと、少女マンガに熱中する姿などにも刹那的な生き方が伝わってきました。
将棋に関しては村山さんと互角であり、他にも望むままにいろいろなものを手中におさめることができた(ように見えた)のが羽生善治さんだったと思いますが、2人が向かい合って静かに飲んでいるシーンでは、なんだかすごく2人の思いがあふれているように感じました。

しかし・・・その羽生さんを演じていたのが、つい最近「デスノート」でも主演を務めた東出昌大さん・・・ナゼだぁ・・・・?!
「オケ老人」の杏さんとの「夫婦役者対決」では完全に妻の杏さんの方に軍配があがりそうですね(笑)