As You Like It     ~気が向くままに~

「ふるぼう」のブログがYahooから引っ越しました。

ミュシャ展

GWも明日から後半の5連休です。
五月晴れが続きそうな予報が出ていますね

さて、これも春休み中の出来事なのですが…6月初旬までやっている展覧会のことなので書いておきましょう。
桜が満開だとニュースで報じられながら、イマイチそう感じられなかった4月の始め、六本木の国立新美術館に行ってきました。

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新聞屋さんから「ミュシャ展」のチケットをいただいていたのです。

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美術館に着くと、ちょうど同じ時期に草間彌生さんの展覧会もやっていたので、桜ですが木が水玉に彩られていました。
20世紀始めのパリで活躍したアール・ヌーヴォーを代表するグラフィックデザイナーであるミュシャといえば、淡い色彩の女性の絵という印象が強いですが、今回は彼の画家としての超大作「スラヴ叙事詩」全20作が初来日したのです。

ミュシャが生まれたのはスラヴ民族の国、現在のチェコです。ミュシャという名前はパリで活躍していたときのフランス語での読み方であり、母国チェコの読み方では「ムハ」となります。パリでの活躍を経て、故郷に戻ってから手がけたのが「スラヴ叙事詩」でした。

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いやはや、本当に壮大な(なんてひとことでは言い表せない)作品でした。
スラヴ民族の歴史と誇りを感じさせる数々の作品は、これまでのミュシャの作風とはかなり異なるものですが、繊細なタッチの中に重厚さがあります。そして1つの作品が壁一面を埋めてしまうほどの大作が全部で20、これが全て一堂に会したのですから、それはそれは貴重な空間にいたのでした。

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作品の一部は撮影OKだったのです。
スマホの画面に全体を入れるなんてとても無理でしたが…

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スラヴ叙事詩の展示のあとは、よく知られているミュシャのコーナーです。
パリの人気女優、サラ・ベルナールのポスターが何枚もありました。パリのアール・ヌーヴォーの空気が伝わってきます。

今回のミュシャ展、新聞屋さんからチケットをもらわなかったら行かなかったと思うのですが、貴重な展覧会に行く機会をもらってホントに良かったです。