いもとようこ原画展

関東は梅雨入りしましたが、早速梅雨の晴れ間で暑くなりそうです。

梅雨入り直前の６月に入って最初の週末、２月以来となる上野に行ってきました。
上野の森美術館で開催されている展覧会のチケットをもらっていたからです。
このとき上野動物園のシンシンは既に産休入りしており、リーリーしか見られない状況だったので、私としては珍しくパンダを見ないで終わりました

美術館に行く前に久しぶりに精養軒でランチはしました。
「朝ドラに出てくるすずふり亭みたいだね」
と娘は言っていました。

そして、こちらも久しぶりとなる上野の森美術館へ。
(上野のには美術館だけでもたくさんありますからね…）

チケットをいただいていた展覧会は「絵本原画展 いもとようこの世界」でした。
子ども向けの絵本に詳しい方なら、彼女の絵を一度は目にしたことがあると思います。
赤ちゃんが「はじめて出会う絵本」から、日本や世界の昔ばなしの絵本、いもとさんによるオリジナルストーリーの絵本など、出版された本は300冊を超えます。

いもとさんの絵本の最大の特徴は、輪郭がちょっとぼかしたようにも見える柔らかく暖かさを感じるタッチだと思いますが、和紙で貼り絵を作ってその上から着色しているのだそうです。その細かいタッチは原画を見ないと分からないもので、今回それを見ることができたのは大変良かったです。あのタッチは緻密な作業の上に成り立っていたのですね。
展示されていた作品には、絵本のワンシーンだけでなく１冊丸ごと原画でストーリーが楽しめるものもあり、今現在子どもがいもとさんの本からは卒業していても、今度は自分のための１冊が欲しいなぁと思わせるものでした。