As You Like It     ~気が向くままに~

「ふるぼう」のブログがYahooから引っ越しました。

久々の道後温泉

何年ぶりになるでしょうか?
道後温泉本館に一家でやってきました

横浜を出てきた日は台風一過の猛暑でしたが、松山は曇っていてそれほど暑くなかったのでほっとしました。で、その天気が東へ移動して今度は横浜がまたも梅雨空に戻ってしまったようです。

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さて、道後温泉ですが、この本館に私が来るのは5年ぶりです。その時は娘と二人だったので、家族三人で来るのは実に10年以上ぶりでした。

本館の建物に入る前に観光客よろしく建物前に三人並んだ写真を撮ってもらいました。
そして、初めて「霊(たま)の湯」に入ることにしました。

道後温泉本館には「神の湯」と「霊の湯」の二種類の浴室があります。「神の湯」は大衆浴場的なもので地元の人も銭湯のように気軽に利用しています。「霊の湯」は観光客向けの浴場で、入浴の他に風呂上がりに浴衣を着て涼みながらお茶とお菓子をいただくことができます。これまでは「神の湯」にばかり入っていたので「霊の湯」はどんなものかと多少は期待していました。

浴場自体は、神の湯とほとんど広さも変わらなかったです。違うのは石鹸とシャンプーが備え付けだったことでしょうか?道後温泉本館には露天風呂などありませんが、そもそも建物自体が重要文化財ですからね、そこに価値があるのです。

そして、これまではお風呂が終わると着替えてすぐに出てしまいましたが、今回は渡された浴衣に着替えて2階のお座敷に行きます。
このお座敷や階下や3階に行く階段が大変風情があり、そして「千と千尋の神隠し」に出てくる湯屋っぽいのです。

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だから思わず撮ってしまいました。オオトリさま。

お座敷には冷房は入っていません。夕方の風が網戸から入ってきます。そして木綿の浴衣を着て扇風機にあたっていると次第に汗がひいてきます。そうしたら着てきた服に着替えるのです。

そして「又新殿(ゆうしんでん)」の見学です。日本で唯一の「皇族専用風呂」です
実は、客が入る道後温泉本館の入り口は「裏口」で、この又新殿の入り口こそが正面玄関なのです。
又新殿は、2階に入浴前にくつろがれるお居間や、天井が二重になった玉座の間があり、1階に浴室の前室と浴室があります。浴槽は最高級の御影石である香川県産の「庵治石」でできています。また、浴室の隣には専用のお手洗いがありますが、これまで天皇陛下が入浴されたさいには一時間程度の滞在だったため、一回もこのトイレが使われたことはないそうです。
ちなみに、この又新殿での入浴は、大正天皇が一回、昭和天皇が二回されていて、今の天皇陛下はされていないようです。秋に愛媛国体があるので、いらっしゃる際に見学はされる予定だとガイドさんが言っていました。

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最後は3階にある「坊っちゃんの間」の見学。
この部屋を夏目漱石が使っていたわけではないようですが、部屋には当時の図やら松山中学で教師をしていた頃の漱石の写真等が掲示してありました。

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3階からの風景も、なんとなく「千と千尋」の世界を思い出させますよね?

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