As You Like It     ~気が向くままに~

「ふるぼう」のブログがYahooから引っ越しました。

スパリゾートハワイアンズ

新学期が始まりバタバタとしているうちに、あっという間に1週間が過ぎてしまいました。

この夏休みは愛媛と千葉に帰る以外に泊まり掛けで出かけることはなかったのですが、まだ学校が夏休みに入る前の「海の日連休」に、かねてから行きたかったところに行ってきました。

それが「スパリゾートハワイアンズ
映画の「フラガール」を見たのはもうずいぶん前のことですが、その後震災があり、気にはかかっていながらなかなか実行に移せないでいました。が、その後圏央道が開通して、常磐方面へのアクセスも良くなったことから、やはり1度は行ってみよう、ということになり「初めてだし、どういうところか良く分からないから横浜から日帰りハワイアンズ」という無謀なことをやってみることにしました(実際、横浜からのハワイアンズ日帰りツアーもある)。

結局圏央道は使わないで首都高を抜けて常磐道に出たのですが、目立った渋滞もなく昼前にはハワイアンズに着きました。いわきのICを出ると何もない田園風景(まるで「奥茨城村」だ…)が広がっていて、そこに忽然とハワイアンズが城みたいに出現するのです。

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 新しいウォータースライダーが外からでも良く見えましたが、乗れるのは7/21からでした。残念

ハワイアンズの中は「水着ゾーン」と「裸ゾーン」に分かれています。箱根のユネッサンや龍宮城三日月のスケールを更に更に大きくしたようなものです。
まずは水着に着替えて館内でいちばん大きなプールに行きます。スライダーが何種類もあり、流れるプールもあります。流れるプールの中央には水槽があり、熱帯魚が泳いでいました

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プールで遊んでいるうちにフラガールの昼の公演時間になったので、一角にあるシアターに行きました。シアターはプールと同じ空間にあって開放的なのですが、音楽が騒音にかき消されてしまうこともなくしっかりと見えます。

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フラガールによるショーは、それはもう「百聞は一見に如かず」のままで…
単に「良かったです」なんて言葉で終わらせてはいけないもので、このショーを震災の後に見た人たちはどれほど心救われたのだろうかと思います。
フラガールだけではなく、ハワイアンバンドもヴォーカルも心が洗われるような音楽でした。

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夜の公演もぜひ見たかったので、それまでの間はまた館内廻りです。とにかく広いので、1つの場所にじっとしてはいられません。水着ゾーンにはメインのプール以外にもたくさんの趣向を凝らした温泉プールがあります。連休中で賑わっていても、いつぞやのユネッサンほどの芋洗い状態ではなかったのでゆっくり入れました。

水着を脱いで入るゾーンには、洗い場のついた男女別の温泉の他に、江戸情緒あふれる大浴場があります。この大浴場は、ただ「浸かるだけ」なのですが、とにかくこれまで見たことのないスケールの大きなお風呂なのです。そして、至るところに木が使われています。昔の「蒸し風呂」も再現されていました。ここはオススメです

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 ずっとお湯につかってばかりもいられないので、もちろん合間には食事をしたりマッサージを受けたり、フラガールミュージアムを見たりしていました。ハワイアンズがあった場所は元は常磐炭鉱でした。その炭鉱が閉山となった後、いわき湯本温泉を利用し、当時の日本人にとって憧れのハワイを感じさせる「常磐ハワイアンセンター」を作ろうとしたのです。初代のフラガールはほとんどが炭鉱夫の娘たちでしたが、こんなものを作ってうまくいくのかと半信半疑の中スタートしました。初代のフラガール養成を含め、そのあたりは映画の「フラガール」でも描かれています。ミュージアムでは実際のハワイアンズの歴史と、映画のメイキングと合わせて展示してありました。
あの震災で大きな被害を受けながら、翌年にはグランドオープンを果たして、今では地域を支える大きな力となっています。

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お風呂も済ませた後の夜の公演は、昼とは同じステージが幻想的になりました。男性グループの「ファイアーナイフダンス」も迫力があります。
フラガールたちはハワイの星空の下で舞っているようです。

着替えてお土産も買って車に乗ったのは夜の10時前
ディズニーで遊んでいたときと同じ時間ですが、ここから横浜まで帰らなくてはならないのですよ
私は車中で寝てしまいましたが、夫は途中のSAで夜食のうどんを食べたらしいです。そして深夜2時近くに帰りつきました

「福島に日帰りで行くモノじゃないよ。次に行く時は泊まりにしよう」


という結論が出たのはいうまでもありません。