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「ふるぼう」のブログがYahooから引っ越しました。

関ヶ原

いやぁ~寒い昨日から一気に寒くなりましたカゼひいてしまいますよ・・・

さて、映画のレビューですが9月に見たものに入ります。

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豊臣秀吉の死後、豊臣家への忠義を貫く石田三成岡田准一)は、天下取りの野望に燃える徳川家康役所広司)と対立を深めていく。そして1600年10月21日、長きにわたった戦国時代に終止符を打った歴史的合戦「関ヶ原の戦い」は、早々に決着がついた。有利と思われた三成率いる西軍は、なぜ家康率いる東軍に敗れたのか……?
小説家・司馬遼太郎の著書を、『日本のいちばん長い日』などの原田眞人監督が映画化。豊臣秀吉亡き後の天下をめぐり、徳川家康を総大将とする東軍と、石田三成率いる西軍が激突した「関ヶ原の戦い」を描く。これまで描かれてきた人物像ではない三成を岡田准一、策略を駆使し三成を追い詰めていく家康を役所広司、三成への恋心を胸に彼を支え続ける忍びを有村架純が演じる。日本の戦国時代における重要な合戦が、どのような切り口で映し出されるのか注目。

日本の合戦史上最も有名な戦いであることは間違いない「関ヶ原の戦い
これまでに何度映像化されたのか、もはや数えきれませんが、実に様々な立ち位置からの関ヶ原が描かれてきました。そして今回は、石田三成の視点から関ヶ原にだけ焦点を当てて掘り下げているのですが、かなり玄人向けの作品になっていたと思います。

主役の石田三成岡田准一さんが演じていたのですが、どうしても「軍師官兵衛」のイメージが付きまとってしまい「いかんいかん、今回は西軍だった」と頭の中で修正しながら見ていました。そして石田三成といえば、軍師官兵衛でも真田丸でも存在感がありましたが、石田三成という人はいわゆる官僚タイプで、仕事そのものはその時点での状況を省みながら分析してことにあたり、素晴らしい結果を出すんだけど、こと人間関係の構築が苦手で、人の上に立つタイプではなかった。相手の懐に飛び込むことができず、人身掌握も苦手で、正論ばかりで感情に寄り添えない、そこが徳川家康とは対照的だったのだろうと思います。役所広司さん演じた家康は、狸オヤジというよりは知らず知らずのうちに周りを引き付けていました。

まあ、結果の分かりきっている戦いなので戦そのものにドキドキハラハラはしませんでしたが、秀吉の正室北政所は今回はキムラ緑子さんでしたがなかなか良かったし、何より東出昌大さんの小早川秀秋も良かったですね。「あなたのことはそれほど」から、役者として成長がみられているように思います。
そうそう、キャストで納得いかなかったのは松山ケンイチさんの直江兼続
三成と兼続のコンビは妻夫木くんと小栗旬くんの専売特許だと思います。
それから有村架純ちゃんは女忍者の役でしたけれども…これもみね子が奥茨城村からタイムスリッブしてきて走り回っているようにしか見えなかったのでした(笑)