As You Like It     ~気が向くままに~

「ふるぼう」のブログがYahooから引っ越しました。

エル ELLE

今日は台風一過の晴天、というよりは北風が冷たかったです。木枯らし第一号ですからね…
映画のレビューがしばらく空いてしまいましたので、9月に見た作品の続きをいきたいと思います。

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ゲーム会社の社長を務めるミシェル(イザベル・ユペール)はある日、自宅で覆面の男性に暴行されてしまう。ところがミシェルは警察に通報もせず、訪ねてきた息子ヴァンサン(ジョナ・ブロケ)に平然と応対する。翌日、いつも通りに出社したミシェルは、共同経営者で親友のアンナ(アンヌ・コンシニ)と新しいゲームのプレビューに出席する。
『ピアニスト』などのフランスの名女優イザベル・ユペールと『氷の微笑』などのポール・ヴァーホーヴェン監督が組んだ官能的なサイコスリラー。『ベティ・ブルー/愛と激情の日々』の原作者フィリップ・ディジャンの小説を原作に、レイプ被害者の女性が犯人を捜しだそうとする姿を描く。『ミモザの島に消えた母』などのロラン・ラフィットや『愛されるために、ここにいる』などのアンヌ・コンシニらが共演。欲望や衝動によって周囲を巻き込んでいく主人公を熱演するイザベルに注目。

氷の微笑」の監督による作品と聞いて、どんなサスペンスだろうかとドキドキしていました。衝撃的な冒頭に始まり、犯人が分かり、またも衝撃的な結末までハラハラさせてくれました。
そして、この作品はフランス映画だったのでした。そう、ハリウッドとは全く方向性の異なるオトナのためのサスペンスです。主役はもちろんのこと、息子も母親も3世代にわたって!まぁ、これでもかと言うほど官能的な場面の連続でしたが、それを卑猥に見せないところがフランス映画なのです。
さらには主演のイザベル・ユペールさんが還暦を過ぎた方だと知ってまたもびっくりしたのですが、それであれだけ官能シーンを熟女臭を出さずに演じられる方は日本の女優さんにいるでしょうか?何もかもが「さすがフランス映画です」で片付いてしまいそうな時間でした。