As You Like It     ~気が向くままに~

「ふるぼう」のブログがYahooから引っ越しました。

猿の惑星 聖戦記

12月になっても話題は相撲のことばかりです。
NHKでもトップニュースは相撲から始まります。連日相撲ばかりで他に大事なことはないのか?と思いますが、無いんでしょうかねぇ?まぁ、相撲は国技ですからね…

さて映画の感想です。10月に見たものです。

イメージ 1


猿と人類の全面戦争が始まってから2年が経ち、シーザー(アンディ・サーキス)が率いる猿の群れは、森の奥深くのとりでに姿を隠していた。ある日、奇襲によってシーザーの妻と息子の命が奪われる。シーザーは人類の軍隊のリーダーである大佐(ウディ・ハレルソン)に復讐するため、オランウータンのモーリス(カリン・コノヴァル)らと共に旅立つ。
猿の惑星』の前日譚(たん)を描いた『猿の惑星:創世記ジェネシス)』『猿の惑星:新世紀ライジング)』の続編となるSF大作。猿と人類が地球の支配者を決する戦いの一方で、自らの種族を守るべく行動する猿のリーダー・シーザーの心の葛藤も映す。シーザーは、前2作に続きアンディ・サーキスが演じる。共演は、ジュディ・グリアウディ・ハレルソンら。監督は前作と同じくマット・リーヴスが務める。

映画のタダ券をもらった時になんとなく見た「猿の惑星 創世記」。それが予想以上に良かったので、その後の「新世紀」、そして「聖戦記」と見てしまいました。ちなみに、昔のシリーズは見ていません。
最初に「創世記」を見る前は、どうせCGばかりの映像が面白いだけの話なんだろう、と思っていたのですが、ストーリーがしっかりしていてきちんとテーマが見えていることに驚きました。そして今回の「聖戦記」でこのシリーズは完結し、それが初期の「猿の惑星」シリーズへと繋がっていくのです。
これまで「良きリーダー」であったシーザーが、この作品では葛藤を抱えます。妻子を殺されてしまったことで、感情をむき出しにして、これまでと違った方向へとグループを導いてしまいます。でも、人間との対決に向かう旅の中で、動物園で育った猿や言葉を失った少女との出会いがまた彼を変えていきます。人間と猿との対決だけではない人間(いや、猿か…)の内面に踏み込んだドラマとなっていました。
ラストシーンでのシーザーはどうなったのか?それは見ている人の想像にお任せするのでしょうか?そしてシリーズ初期の話の設定に見事に繋がっていったのはさすがだと思ったのでした。