本州最南端

みんなが紅白かガキ使を見ている頃、我が家のはここを目指しておりました。

本州最南端の潮岬です
大晦日の夜、小雨が降っている中、街灯もまばらにしか無いような紀伊半島先端部の曲がり道をひた走っている私たちは何をやっているのだろう？と思いながら…

昨日自宅を出て、富士山🗻を見ながら新東名を西へと走り、松阪牛を堪能しつつ松阪に一泊しました。

 そして今日の午前中はまず伊勢神宮の内宮を参拝し(本来なら喪中の年は参拝は避けるらしいのですが、四十九日も過ぎているのでOKということにしました)、これも恒例となっている「赤福ぜんざい」と「伊勢うどん」をいただいてから、夫の祖母宅を訪問しました。

夕方に辞した後で、いつもなら伊勢道を元来た道へと向かうところを、今回は逆の尾鷲方向に走り出したのです。
大晦日の夕方に「紀伊半島一周ドライブ🚗」がスタートしました。
尾鷲までは高速道路が通っているので比較的早く進みました。そこから国道をひたすら南下して行ったのですが、三重と和歌山の県境まではだいぶ時間がかかりました。
ようやく県境を抜けて和歌山の新宮市に入ったのは、伊勢を出発してから２時間以上は過ぎていたでしょうか？
新宮市を過ぎて那智勝浦町に入ると山道が目立つようになりました。さらに紀伊半島先端部にある串本町に入ると集落もまばらにしかありません。トンネルの中を走っているわけでもないのにカーラジオが入りにくくなり、紅白歌合戦も聞こえづらくなりました…

そして、山道を下ってくると目の前に海がー🌊
(真っ暗ですけどね…)
いよいよ本州最南端が近づいてきました。
ループを描いた橋が見えます。
これが「くしもと大橋」で、紀伊半島と隣の紀伊大島を繋いでいます。高低差があるので坂をループにしているのです。
このくしもと大橋は、1999年に完成したのですが、夫は帰省の時に飛行機から見えるこの橋が気になって仕方なかったようでした。
そこでせっかくだからこの橋を渡って島の先端部まで行ったのですが、なにぶん外は真っ暗ですから何も見えませんでした。

写真は、お天気の良い昼間に撮影したくしもと大橋の写真をお借りしました。

 大島から紀伊半島に再び戻ってくると、潮岬近くの観光タワーの駐車場に車が数台止まっています。このまま初日の出を待っている人たちが集まっていました。
その駐車場に車を止めて、海岸付近にある「本州最南端の碑」に向かって走り出したのです(笑)

真っ暗な中、最大限にフラッシュをたいて写真を撮りました。
こんなところ滅多に来ることできないので、大晦日だろうが雨が降っていようが「本州最南端」に来た証拠は是非とも残したかったのです。それがこの記事の最初に載せた写真です。

車に戻ると和歌山方面へ再び走り始めました。海沿いの道はうねうねとカーブが続き、時折野生のウサギらしき小動物が道に飛びだしてきました。

家族団欒で紅白を見ている人々が多いだろうに、いったい何をやっているんだろうねと言いながら宿泊先を目指し、9時半頃に無事にホテルに着くことができました。