As You Like It     ~気が向くままに~

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ドラマの感想 2018年春クール

もうイヤです。暑すぎです
暑さが本気で牙を剥いてきますいくら暑くても程度というものがあります。
西日本豪雨の被災地では復興への大きな妨げになっていることでしょう。
それでも横浜の公式最高気温で35℃を超えたのはたった1日だけ(14日)なのです。
今日も猛暑日ではなく「真夏日」なのです。もう信じられない・・・
この暑さ、月末まで続くらしいです。先が見えませんね・・・

それでは今日の本題「2018年春クールドラマの感想」です。

モンテ・クリスト伯 ―華麗なる復讐― 
このクールでもっとも楽しみにしていたドラマでした。主役のディーン・フジオカさんの演技はもちろんのこと、ドロドロドキドキハラハラのストーリーに爽やかな風を吹かせる高杉真宙さんも良かったです。そして、ロケには鎌倉にある旧華頂宮邸が使われていましたので、今度行ってみたいなぁと思いました。
ちなみにワタクシは原作のモンテ・クリスト伯を読んだことがないので慌てて調べてみたのですが、いくつものツッコミどころはあるとしても(途中からそれはもうどうでも良くなった)、現在の日本を舞台に不自然さを感じさせないストーリーによくリメイクしたなぁと感心したのです。でも、3人の復讐相手のうち、叩きのめしたと言えたのは高橋克典さんだけ、残り2名に対しては消化不良感が残りました。ていうか、すみれがいちばんダメダメなんじゃないか!?

未解決の女 警視庁文書捜査官
秋から冬にかけては安定の「相棒」ですが、テレ朝の刑事ドラマは安心して見ていられます。今回は女性同士の「相棒」といった感じでしたが、波瑠さんがもっと女性らしいキャラでも良かったのでは?と思いました(原作では波瑠さん演じる刑事は男性なのです)。そして、文字から事件の真相に迫る、というのは新しい切り口でしたね。沢村一樹さんの役はあまりよろしくない上司だったので、夏クールの絶対零度での名物刑事役を期待します。

ブラックペアン
全話録画しておいて一気に見たのです。これまで海堂尊さんの作品は「チームバチスタ」の世界が主でしたが、ブラックペアンはバチスタの田口先生たちがまだ研修医の頃の話なんですよね。とはいえ、このドラマでは現在の話になっていました(チームバチスタとは局が違いますしね)。

二宮くん、役者として素晴らしいなぁと再認識させられましたよね。予測不能な動きで周りを振り回し、医師たちから口止め料だとお金を取りまくる、だけど手術の腕は超一流。天才外科医ってのはどこか変人です。
そんな二宮くんと真っ正面から向き合うのが佐伯教授役の内野聖陽さん。真田丸の家康を彷彿とさせました。他にも魅力的な俳優さんばかりの共演でしたが、忘れちゃいけないのは、竹内涼真くんの医者としての成長物語でもあったように思います。

でも、最後に二宮くんの渡海先生はどこに行ってしまったのでしょうか?渡海先生の続編は作れるのかな?だけどチームバチスタシリーズには出てこないんですよね。
思ったよりも早く又吉家定や渡辺謙が退場してしまいました。
期待していた「BL展開」は、やはり大河ドラマということもあり顕著には描かれませんでしたが、それでも尾上菊之助さん演じる月照さんとの入水シーンにはドキっとしました(笑)
そして物語は「奄美編」へと進むのですが「奄美ことば全編字幕」が斬新でしたね。奄美ことばよりもっと分からない琉球ことばが出てくるドラマは全部標準語に直していましたけど、本来ならこういう演出の方がリアリティがあります。二階堂ふみさんの愛加那をもっと見たかったのですが、奄美編で物語が終わるわけにはいかないので、現在の吉之助は島から戻って日本中を駆けずり回っています。そしてキャストに「花子とアン」の登場人物ばかりが出てくる(そもそも主役からして花子の夫役だった)のが、さすが中園ミホ作品だなと思わされます。
そんな中でも「花アン」と関係ない人物ばかりでまとまっているのが島津家。
お由羅と久光母子が本当にいい味出してます
小柳ルミ子さん、絶対にアドリブで「お久しぶりね♪」って言ってますよね(笑)
それから、ひさみちゅがなんともひさみちゅで・・・はて、こんなアホな人だったか?これまでの幕末もので描かれた島津久光はもうちょっと賢明だったと思うんだが・・・でもこのひさみちゅはもうこのまま突っ走ってくれるのがいいかな(笑)