As You Like It     ~気が向くままに~

「ふるぼう」のブログがYahooから引っ越しました。

娼年

まさかの逆走台風🌀でしたね…
本当に西に進めるの?偏西風に押し戻されるんじゃないの?と思いましたが、九州に到達しました。

さて、映画レビューは4月鑑賞分に入っていますが、これはスゴイモノでした。

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大学生のリョウこと森中領(松坂桃李)は、バーのアルバイトに精を出していた。ある晩、ホストクラブで働いている中学時代のクラスメートの田島進也が、客の御堂静香を連れてリョウがいるバーを訪れる。
石田衣良の小説を、舞台でも組んだ三浦大輔監督と松坂桃李のコンビで映画化した衝撃作。退屈な生活を送っていた主人公が男娼(しょう)となり、成長していく過程を描く。性描写に一切の妥協をしなかったという三浦監督のもと、『不能犯』などの松坂が体当たりの芝居を披露している。

禁断の18禁映画ですよ・・・
あの松坂桃李くんがスゴい役に挑むのです・・・
劇場に見に行くことは、結構迷ったのですよ。前評判から内容の察しはつきましたから。でも、そういう作品であってもこれは見たい!という気持ちの方が勝ってしまったので、レディースデーを目指して行ってきました。

で、前日のネット予約の時点でかなり客席は埋まっていましたが、当日着いてみるとほぼ満席になっていました。
お客さんはレディースデイということもあり、ほとんどが女性。いや、ここに男性がいたらいたたまれない状態になったと思います。

そしていざ本編が始まると、私の予測は粉々に粉砕してしまいました。

「映画館の大スクリーンで女性ばかりでAV鑑賞している」

という状況になっていたのです。

「これ、本当にAVじゃないんだよね?」

と思わせるくらいの体当たりの演技でした。
松坂桃季くんも、お相手の女性たちも本職のAV男優、女優でないのによくぞここまでやったという感じでした。

監督は「セックスを通した人と人とのコミュニケーションを描きたい」と言っていたそうですが、そんな言葉はぶっ飛ぶくらい、ただすごかった。1人でコッソリ見に行って心の底から正解でした。

さすがにこの人が脱いだらマズイだろ…という出演者は脱いでいませんでしたが、その一人が老女役の江波杏子さん。脱いでないのにスゴイ存在感でした。そして西岡徳馬さんには笑ってしまいました。

今年スクリーンで見た作品の中でダントツの衝撃度だったことは、疑いようがありません。