As You Like It     ~気が向くままに~

「ふるぼう」のブログがYahooから引っ越しました。

羊と鋼の森

先週日曜の暑さは何だったんだ?と思うほど肌寒い週末となりました。
そして連休以来オフ日がなかったのですが、この週末も久しぶりに会う友人たちとのランチ会が詰め込まれていました。まさに食欲の秋を地でいってしまいました。

さて、映画のレビューはまだ6月分を書いております。

イメージ 1


北海道育ちの外村直樹(山崎賢人)は、高校でピアノの調律師・板鳥宗一郎(三浦友和)と出会い、板鳥の調律したピアノの音色がきっかけで調律師を目指すことに。やがて板鳥のいる楽器店で調律師として働き始め、先輩に同行した仕事先で高校生の姉妹ピアニスト和音と由仁に出会う。
第13回本屋大賞に輝いた宮下奈都の小説を実写映画化。ピアノの調律のとりこになった一人の青年が調律師を志し、さまざまな人々との交流や、挫折を経験しながら成長していくさまを描く。主人公・外村を『四月は君の嘘』などの山崎賢人、外村の人生に大きく関わる調律師・板鳥をテレビドラマ「就活家族 ~きっと、うまくいく~」などの三浦友和が演じる。『orange-オレンジ-』で山崎と組んだ橋本光二郎がメガホンを取り、『高台家の人々』などの金子ありさが脚本を担当。

この作品は原作を読んでいました。原作を知っていると映画との違いが目についてそればかりに気をとられてしまうのですが、ほとんど違和感を感じずにストーリーに溶け込むことができました。
登場人物ひとりひとりのエピソードが丁寧に描かれていて、主人公が様々な人々と接して、ピアノ調律師としての技術も、人間としての成長も遂げていく予定調和的な話ですが、ピアノの音が作品全体をくるんでいるおかげでありきたりなストーリーから脱しているように感じられます。
ハイライトが、先輩調律師の結婚披露宴でのピアノの調律、というのも華がありましたね。

でも、主人公は山﨑賢人くんのはずなのですが、先輩役の鈴木亮平さんの方が目立ってしまい、まるで西郷どんがピアノをいじっているようでした(笑)