As You Like It     ~気が向くままに~

「ふるぼう」のブログがYahooから引っ越しました。

未来のミライ

久しぶりの映画レビューですが、夏休みに見たものを今ごろ書いています。

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小さい木が立つ庭のある家に住む、4歳で甘えん坊のくんちゃんは、生まれたばかりの妹に対する両親の様子に困惑していた。ある日、くんちゃんはセーラー服姿の女の子と出会う。彼女は、未来からやってきた自分の妹で……。
サマーウォーズ』『バケモノの子』などの細田守が監督を務めたアニメーション。小さな妹への両親の愛情に戸惑う男の子と、未来からやってきた妹との不思議な体験をつづる。企画・制作は、細田監督らが設立したアニメーションスタジオ「スタジオ地図」が担当し、細田監督作に携わってきたスタッフが集結している。声の出演は、上白石萌歌黒木華星野源役所広司ら。

スーパー猛暑の襲来で、家にいて冷房をつけていても暑くて暑くてだらけてどうしようもなくて、映画館にでも行って気分転換するか、と思って出かけたのです。
細田守監督の作品だし、まあ作品の質は保証されているだろうな、とは思ったのですが・・・
見始めた時から「今はまだ序盤だから、もう少ししたら面白くなるから・・・」と思っていたのですが、ずっと期待を抱き続けながら最後まで見てしまったけど結局「」のまま終わってしまった、という印象です。
お父さんが建築家だけあって、変わった家だなぁ、とも思いましたけど。
4歳の男の子が突然現れた妹に両親の愛情を奪われてしまい、赤ちゃん返りしてしまったけど、未来からやってきた妹との出会いを通して、お兄ちゃんになっていく話なんだよな、とは分かりましたし、さすがイマドキの作品だけあって、お父さんが在宅業務、お母さんはすぐに仕事復帰、という従来の家庭の形でないところは斬新でしたが・・・ただただファンタジーの風呂敷を広げすぎて、ミライちゃんだけでなく怖い駅まで出てきて何がなんだか分からなくなってしまったんですよね。それから、主人公のくんちゃんの声があまり幼児の声っぽくなかったんですよね。「羊と鋼の森」の由仁ちゃんがそのまま出てきてしまったというか・・・
今回はちょっと残念だったなぁ、消化不良だなぁ、という感想のままです。