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フェルメール展

「芸術の秋🎨」この秋は上野の美術館で魅力的な展覧会ばかりが開かれます。

その中でも、いちばん楽しみにしていたのが『フェルメール

 

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フェルメールの絵が来日すると、たとえどんなに行列を作っていても必ず見に行きたくなるものですが、フェルメールの作品はわずかに35点しか残っていないので、1点か2点の作品しか1度には来られません。

それなのに、今回のフェルメール展は9点もの作品が1度に来るというのですから行かないわけにはいきません

 
そんなフェルメール展は、フツウに一般公開したらどんなことになるのか目に見えてわかるせいなのでしょう、あらかじめ混乱が小さくなるように「入場日時指定制」となっていました。あらかじめネットで日時指定のチケットを買っておくのです。
そのことを知ってからできるだけ早いうちに平日の仕事の無い日をチェックして、前売り券を買っておきました。普段はあまり借りることのない「音声ガイド」付きで2500円という少々割高な入場料ですが、いかんせんフェルメールですから仕方ないでしょう。この日のために、横浜そごう美術館での「リ・クリエイト作品」でフェルメールの全35作品をあらかじめ鑑賞しておいたのも良かったと思います。

さて、日時指定券を持っているからといって行ってすぐに美術館に入れるワケではなく、多少は並びました。とはいえ20分くらいで入れたのですから、フェルメールにしては少ない待ち時間かと思います。
館内の滞在時間に制限は無いので、中はほどほどに混んでいましたから、やはり日時指定にすることによって混乱が避けられているのでしょう。石原さとみさんのガイドがイヤホンからこぼれ落ちる中、ゆったりと17世紀オランダ絵画の鑑賞が始まりました。

肖像画」「宗教画」「風景画」「静物画」「風俗画」とテーマごとにフェルメールと同じ時代を生きたオランダ画家たちの絵が展示されていきます。
ルネサンスとも印象派とも違うオランダ絵画は、緻密なタッチと「光」をうまく使った手法が写実的な印象を与えています。穏やかで落ち着いた感じの作品が多いと思うのでが、その中でもフェルメールは「光」の扱い方がとりわけ優れているそうです。キラキラとした光の粒子が他の画家以上に感じられるのです。

そしてついに、フェルメールの絵だけを展示してある部屋にやってきました。
珠玉の部屋です。

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今回の展覧会を代表する「牛乳を注ぐ女」にはじまり、フェルメールの作品としてはかなり大きい「マルタとマリアの家のキリスト」、「手紙を書く婦人と召使い」、
日本初公開となる「ワイングラス」、「赤い帽子の娘」、以前に渋谷の文化村で見たことがある「手紙を書く女」、国立西洋美術館で見たことがある「真珠の首飾りの少女」、そして「リュート調弦する女」が展示されていました。後半の3点の作品に登場する少女は、みんな毛皮付きの黄色い服を着ています。

この部屋からしばらくは出たくないなぁ、と満足できるまでしばしこの部屋に佇んでおりました。

美術館を出たあと、時計を見るとまだ時間があります。その足でまっすぐに上野動物園に向かいました🐼

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パンダ一家は夕食の時間です。
シャンシャンはママと一緒に食べていました。

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もう上手にタケを食べられるようになっています。

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こちらはリーリーパパ。
上野に来たらやはりシャンシャンに会わないと落ち着かないですね(笑)