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山種美術館

私は美術館といえば上野ばかり、たまーに六本木にも行くかな?という感じなのですが、昨年12月に新聞屋さんの抽選に当たり、山種美術館の特別展『皇室ゆかりの美術ー宮殿を彩った日本画家ー』のペアチケットをもらいました。
山種美術館は日本美術を得意とする広尾にある美術館です。
せっかくもらったチケットなので、仕事納めも終わった年末に行ってきました。
恵比寿、広尾界隈はちょっとハイソな建物ばかりが並び、アッパーな空気が漂っています。山種美術館は、そんな街中に溶け込んでいるビルの1、2階にありました。

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「皇室ゆかりの美術」というと、皇居東御苑にある宮内庁三の丸尚蔵館で展示されるモノが皇室所有の一級品ばかりですが、山種美術館も多くの皇室ゆかりの作品を所蔵しています。いや、山種美術館ならではの所蔵品の数々が皇室や宮殿にまつわるものなのです。

展示されている作品は、まずは宸筆(天皇の直筆)の数々です。安土桃山~江戸時代の天皇や幕末の皇族の作品がありました。
また、皇室ならではの小粋な工芸品といえば、宴席の引き出物として出される「ボンボニエール」。金平糖が入った小さな入れ物で、近代以降の皇室ではご成婚などさまざまな機会に作られています。
(昨年の秋、学習院女子中・高等科の文化祭にうかがったのですが、校内の売店で売られていた学校オリジナルグッズの中に「ボンボニエール」を発見しました。さすが学習院…!)

それから、皇居宮殿を彩った画家による作品です。現在の宮殿に飾られている作品と同趣旨で作られた作品のほか、東山魁夷上村松園横山大観、下村観山ら宮殿に飾られていた絵画の作者による多くの日本画旧宮家が所蔵しているそれらの画家の作品等々、洗練された日本美術ばかりが集まっていました。

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その中で唯一撮影可能だったのが、
伏見宮家旧蔵品である、下村観山の作品、老松白藤です。

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美術館を出たあと「オステリア・ルッカ」というイタリアンのお店に入りました。

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サラダや前菜に続いて、メインのパスタは「パッパルデッレ」というとっても幅広いパスタのエビ、トマトクリームソースとアスパラとベーコンのペペロンチーノスパゲティから選びました。

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デザートは別料金だったのでここではコーヒー☕だけでお店を後にして、通りすがりに目についたお店のケーキを買って帰ることにしました。

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それが「バスクチーズケーキ」
スペイン・バスク地方で作られている見た目真っ黒なチーズケーキですが、中のチーズはトロトロに濃厚です。
国内では、初上陸した白金の「ガスタ」と、ここ広尾の「BELTZ」しかありません。

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濃厚ですが甘すぎないチーズケーキは、スイーツとしてだけではなく、ワイン🍷にもよく合うので、岩塩をかけて食べるのが通だそうです。