日日是好日
この週末はだいぶ寒さがやわらぎました。
そして映画レビューは晩秋の頃に入っています。
というのが同時に浮かんだ疑問でした。
これは、ずっと起きていられなくてウトウトしてしまう作品かもしれないぞ、と思いながら見始めました。
しかし、予想に反して?!最後まで引き込まれるように見てしまいました。
主人公は決して世渡り上手なタイプではありません。一緒にお茶を習い始めた従姉は、花形の職場に決まり、数年勤めて結婚して幸せな家庭を築く、そしてお茶の教室は辞めた、というひと昔前ならば「勝ち組」といわれる人生になりましたが、一方の主人公はというと、就職に失敗してバイト生活、ライターにはなったものの不安定、そして婚約破棄…それでも通い続けたお茶の教室では、いつの間にか古株になっていたのにも関わらず、ここでもあまりパッとしない…というなんとももどかしい歩みです。そんな彼女の人生を傍らでそっと見守ってきたのが樹木希林さん演じる武田先生なのです。
タイトルとなった「日日是好日」の言葉のように、どんな日にも「良いこと」はあるもの、すなわちどんな日も「好日」。
主人公の傍らにお茶が常にあり続けたからこそ、彼女はそのことに気がついたのではないかと思います。そして、彼女の人生は確実に「好日」であったのです。
樹木希林さんの立ち居振舞いに感動できる新たな作品にはもう出会えないのかと思うと残念ですが、自分自身にとっても「日日是好日」であることを心に刻んでおきたいと思えた作品でした。
そして映画レビューは晩秋の頃に入っています。
茶道教室に通った約25年について記した森下典子のエッセイを映画化した人間ドラマ。母親の勧めで茶道教室へ通うことになった大学生が、茶道の奥深さに触れ、成長していく姿を描く。メガホンを取るのは『ぼっちゃん』などの大森立嗣。主人公を『小さいおうち』『リップヴァンウィンクルの花嫁』などの黒木華、彼女と一緒に茶道を学ぶ従姉を『ピース オブ ケイク』などの多部未華子、茶道の先生を『わが母の記』などの樹木希林が演じる。
というのが同時に浮かんだ疑問でした。
これは、ずっと起きていられなくてウトウトしてしまう作品かもしれないぞ、と思いながら見始めました。
しかし、予想に反して?!最後まで引き込まれるように見てしまいました。
主人公は決して世渡り上手なタイプではありません。一緒にお茶を習い始めた従姉は、花形の職場に決まり、数年勤めて結婚して幸せな家庭を築く、そしてお茶の教室は辞めた、というひと昔前ならば「勝ち組」といわれる人生になりましたが、一方の主人公はというと、就職に失敗してバイト生活、ライターにはなったものの不安定、そして婚約破棄…それでも通い続けたお茶の教室では、いつの間にか古株になっていたのにも関わらず、ここでもあまりパッとしない…というなんとももどかしい歩みです。そんな彼女の人生を傍らでそっと見守ってきたのが樹木希林さん演じる武田先生なのです。
タイトルとなった「日日是好日」の言葉のように、どんな日にも「良いこと」はあるもの、すなわちどんな日も「好日」。
主人公の傍らにお茶が常にあり続けたからこそ、彼女はそのことに気がついたのではないかと思います。そして、彼女の人生は確実に「好日」であったのです。
樹木希林さんの立ち居振舞いに感動できる新たな作品にはもう出会えないのかと思うと残念ですが、自分自身にとっても「日日是好日」であることを心に刻んでおきたいと思えた作品でした。