As You Like It     ~気が向くままに~

「ふるぼう」のブログがYahooから引っ越しました。

柏餅とも格闘

イメージ 1

イメージ 2

やっと春らしさが戻った今日は「ベターホームの和菓子の会」

先月は桜餅でしたが、今日は柏餅とわらびもちを作りました。
柏餅は白い餅でみそあんをくるんだものとヨモギを混ぜた餅でつぶあんをくるんだものと2種です。柏餅には東西で違いはないようです。

しかし桜餅に続きこちらも格闘の連続でした。


まずは上新粉に水を混ぜて生地を作りちぎって蒸します。そして蒸しあがった生地を熱いまま!(本当に熱い)1つにまとめます。
それから水溶き片栗粉を混ぜてこねていきますが、これがもう力技です。本気で力を入れないとなめらかになりません。私は途中でギブアップしてしまい、先生にこねてもらいました…
餅生地が完成すると半分にはヨモギ粉を混ぜて更にこねます。そして成形し餡をつつんで蒸しあげます。
蒸したらまたまた熱いまま!布巾をひいた盆ざるに載せて冷まし、柏の葉でくるんで完成です。

この柏餅は全部お持ち帰りにして家でいただきました。売っているものと遜色ない美味しさで、もちもちとしたなめらかな生地に蒸しあがっていました。どちらかというと作ってすぐよりも若干時間を置いたほうがしっとりと仕上がっています。

続いてわらびもちですが、今日は黒糖風味です。わらび粉と片栗粉を混ぜた粉に水、砂糖、黒糖を混ぜて火にかけ練り上げていきます。火が通ると固まってきますが、それからがまた力技です。力を入れてよく練ったわらびもちを型に流して冷蔵庫で冷やし、きな粉をまぶして切り分けて黒蜜を添えていただきます。
こちらは教室でできたてをいただきましたが、ぷるるんとした柔らかい食感はまさに作りたての美味しさでした。わらびもちは冷蔵庫に入れるとどんどん固くなってしまうので、作った当日にいただくのが美味しさの秘密です。
でも私には、ベターホームが夏になると売り出す「かんてんぱぱの電子レンジでできるわらびもちの素」で作るわらびもちも充分美味しいものだと思いました。

#ここで和菓子の「へぇ」

★生菓子…できあがりの水分が30~40%以上のお菓子のこと。さらに次のように分類される。
・上生 上等な生菓子で、お茶席に出されることが多い。練りきりや羊羹,じょうよ饅頭,求肥など。練りきりは見ているだけでも繊細。また上生は「京菓子」、茶席では「主菓子」とも言われる。
・朝生 その日に売るために朝から作り始める菓子で、餅菓子や団子、葛菓子などで柏餅もこれに入ります。家庭で日常的に食べるお菓子が多い。
・中生 朝生に対して日持ちのするお菓子で、蒸し菓子や焼き菓子。黄身しぐれ、浮島など。

★半生菓子…できあがりの水分が10~30%。表面は乾いていて、中は生で軟らかい菓子の総称。石衣、最中、桃山など。

★干菓子 …水分が少なく日持ちの良いお菓子のことで、有平糖、金平糖、生砂糖、煎餅、落雁、おこしなど。