As You Like It     ~気が向くままに~

「ふるぼう」のブログがYahooから引っ越しました。

東寺の仏像曼陀羅

連休明けの1週間が終わり、今週はいきなり仕事がハードになってます。
こういう時は、なかなか心を穏やかに鎮められません。
思えば、タイトルの東寺展に行った時は春休みの真っ最中、桜🌸が満開のうららかな日でした。

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東寺といえば京都駅から見える五重の塔ですが、上野公園の五重の塔と桜のコントラストがキレイです。

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満開の桜🌸がどこまでも広がり…
1年のうち、もっとも上野がにぎわう時期です。

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なんと、猫たちのお花見です。
大勢の人が取り囲んで、一斉にスマホを向けます(笑)

で、ここまで来たら国立博物館に行く前に行かなくてはならないところがあります(笑)

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パンダ🐼たちものんびりです。
子育てが一段落したシンシンは、お散歩してお水を飲んでいました。
そしてシャンシャンは…

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まさに「春眠暁を覚えず🌸」
この日は2巡周りましたが、シャンシャンはお昼寝から起きませんでした🐼

大変長い前置きのあと、ようやく国立博物館へ。

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東寺といえば陸上の桐生祥秀選手の母校、洛南高校が境内にあることでも有名ですが、小学校の歴史の授業に出てきた、空海が開いた真言宗の総本山として密教の国宝が数多くあります。

空海と同じく日本人ならかなりの人がその名前を知っている、最澄に対して空海が送った書簡が展示されていました。
さすが「弘法にも筆の誤り」とあるように、弘法大師こと空海の筆跡は流れるように優雅でした。

空海最澄とともに唐に留学し、密教の経典や法具を多数持ち帰りました。
今回はそれらの国宝級の道具や、持ち帰った時のリスト、そして真言宗の秘密の儀式、後七日御修法の道場が再現されてありました。

そして、展覧会のハイライトは、講堂に安置された21体の仏像による「仏像曼陀羅
21体のうち、国宝11体を含む15体が国立博物館にやってきました。そして、東寺の講堂では絶対に見られない「360°展示」なので、仏像の後ろ側にも回ることができるのです。ひとつひとつの仏像をゆっくり見ていると、あっという間に時間が過ぎてしまいます。

曼陀羅といえば、何十体もの仏像が描かれた画を思い浮かべます。幾何学的なデザインと緻密な描写が美しいのですが、この仏像曼陀羅には画の曼陀羅とは全く異なる迫力があります。荒々しさがそのまま残っているものも多いです。そしてこの展覧会で多くの仏像を見ながら、仏像の「ランク」についても初めて認識したように思います。

仏像曼陀羅の中で、唯一撮影OKだったのが、この「帝釈天騎象像🐘」

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春日大社の神さまたちは鹿に乗ってやってきますが、仏さまは象に乗って来るのですよ。