え？！何？！決勝戦に八千代東が出てるのー！！

八千代東高校は、私が就職して親元を離れるまで住んでいた場所の近所にあった高校でした。
公団住宅を抜けた先にある、ごくごく普通の県立高校で、スポーツの強豪校として遠方から生徒が集まったり、なんてことはしていなかったと思います。私が通っていた中学校からは最多人数が進学していたと記憶しています。
小学校５，６年のころ、秋になると八千代東高校の文化祭に遊びに行っていました。
高校のキャンパスに入れる滅多にないチャンスだったし、教室が「喫茶店」だの「縁日」だの「お化け屋敷」になっているのが面白くて、そして高校の制服を着たお兄さん、お姉さんがスゴク大人に見えたのです。「中学校なんかすっ飛ばして早く高校生になりたいなー」と思っていたものでした。

その八千代東が・・・決勝戦まで勝ち進んでる？！
甲子園といえば名前が出てくるような強豪校と次々にあたり、接戦をなんとかモノにしてここまで勝ち上がってきました。決勝の相手は、これも千葉県民なら甲子園でおなじみの拓大紅陵。
あの拓大紅陵を相手に、そんなにやすやすと勝てるワケがない・・・と思ってみていたら、１回にいきなり4点を入れたものの、その後じわじわと追いつかれてしまいます。
しかし・・・９回に試合が動いた！まさか本当に勝ち越し点を入れてしまうとは・・・これはまさに「リアルROOKIES」じゃない？！
そして、八千代東高校、ミラクル甲子園初出場を決めたのです。

高校野球の強豪校といえば、私立高校ばかりが目に付きます。野球のために有望な生徒たちが寮を備えた学校に越境入学してきます。経験豊かな監督にコーチ、潤沢な資金・・・高校野球における私立高校と公立高校の差は残念ながら歴然としていることを感じる中、こうしてノーマークの公立高校が勝ちあがっていったことに爽快感を覚えます。確か２年前ですよね。佐賀北高校が優勝したのは。

八千代東高校の野球部メンバー、きっと地元出身者ばかりでしょう。私がいた中学校出身の選手もいるんじゃないかなぁ。商店街では寄付金集めが始まるのではないでしょうか？