学会終了

学会は無事に終わりました～

ブースの方は昨日とあまり変わらず、といった雰囲気です。たまたま通りかかってチラシを渡されたドクターと思しき人には怪訝そうな顔をしている方もいましたが「ああ、知ってますよ～」なんて言われると嬉しいものです。

「医師が中心の学会にまずはブースを出展する」

というのが最初の足がかりなので、今後に繋がる一歩となるといいですね。

それにしても、医療のこと、コミュニケーションのこと、こころのこと、これまで意識していなかったことを自分がいろいろ考えるキッカケになったのは、７年前に望まないで！この世界に入ってしまったからだとつくづく思います。
現実の社会生活との折り合いもあるし、いつまでも病気のことを引きずっている、病気のことを声高に主張するというスタンスではなく、あの経験を元に還元できることがあったらしていきたいと思っています。娘がまだ幼いという点で他のスタッフに比べると実働できることは限られていますが、自分に取っては今くらいの関わり方がちょうどよいのかなとも思います。

ブースに立ち、ランチョンセミナーでゲットしたお弁当を食べ、企業ブースでコーヒーを飲み、シンポジウムもちょっと聞いてきました。

「乳癌の分子標的治療」なんてテーマを選んでしまうのは、やはり「昔の仕事を思い出す」からですね。私が告知されたころ、従来の抗がん剤と異なるタイプの「夢の薬」として「ハーセプチン」が世に出始めた頃でした。それから年数も経ち、ハーセプチンの次世代の薬剤の開発が進んでいます。薬剤ターゲットとなる標的分子もいくつも研究されています。シンポジウムのスライドを見ていると、
ラボで仕事をしていたころを思い出してすごく懐かしくなりました。自分で納得して実験室を離れたけど、またラボでバイトでもしたいなぁ（研究者の素質はなかったからバイトの実験補助くらいがちょうどいいかも）という気持ちが涌いてきますね。まあ、実現はあまり考えてないけど。そういえば、演題途中まで聞いて時間になったので退席したけど、主治医に似た人が目を閉じていました…

さて、２日間のお仕事？も終了です。部屋の掃除でもします。